なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか の商品レビュー

川口マーン惠美(著者)

2017/06/26

簡単な文章で書かれているし、面白い内容なのであっという間に読めました。
有名なテレビ番組で日本に来る外国人（主に欧米人）についていく企画があるけど、どう考えてもバリバリ仕事している年代、もしくは学生の分際でどうして何週間も外国をウロウロできるものなのか不思議で仕方なかったけど、少なくともドイツでは社会システムがこうだからかもと勝手に納得しています。
しかし、日本にもゆとりがどうとかゆうていましたが、結局何がやりたかったんでしょう。英語教育やプログラミング教育も小学生から始まるとか。ドイツにも日本にも教育課題は山積みのようです。どっちがいいのかは私にはわかりません。

2016/05/13

3人の娘の話がおもしろかった。小学校で落ちこぼれるとほぼその先に希望がないというドイツは恐ろしい。部活動がなく学校は勉強だけ。でもドイツの大学教育は素晴らしい。勤務先の評価の裏表ある文章にはびっくり。日本人なんて素直な方だわ。

2015/07/24

題は限定的だが、日本とドイツの文化差を対照した本。
教育面では、日本は初等教育で知識や計算手法を教え込むことに優れるが、子供に考えさせるところが抜け落ちていることを指摘する。ドイツは初等教育四年の後に三つのコースに分かれるが、そのどこからも抜け落ちてしまう子供のセーフティーネットが欠けているという問題を知った。
インターンをはさみながら、自分の職業 (専門として就職時に主張するもの) を決めるという仕組は羨ましいと思う。

「自己責任」を金科玉条とするあまり、予防接種を忌避することに関しては日本以上に悪質であるらしい。こんなところに後進国がいたとは知らなかった。

2015/07/13

ドイツで3人の子を育てた著者。
ドイツと日本の教育の違いについて書かれている。小学校入学から就職まで。
こんなにも違うのか、というぐらい違うことだらけ。それぞれ一長一短あることがよく分かる。ドイツは取捨選択する機会がかなり多い分、大変そう。でも、楽しそう。
興味深い一冊でした。