データ匿名化手法 の商品レビュー
図書館で借りた。 オライリーのデータサイエンス系から1冊。AIやデータサイエンスが流行りだして久しいが、データは全てがオープンではない。なのでセキュリティ的観点も重要な分野だ。そこでの「匿名化」がメインテーマの本。原題は"Anonymizing Health Data:...
図書館で借りた。 オライリーのデータサイエンス系から1冊。AIやデータサイエンスが流行りだして久しいが、データは全てがオープンではない。なのでセキュリティ的観点も重要な分野だ。そこでの「匿名化」がメインテーマの本。原題は"Anonymizing Health Data: Case Studies and Methods to Get You Started"で、医療系の立場から展開している本だ。 私個人は製造業における開発エンジニアなので、「顧客と同意を得るか否か」というプロセスなどは乏しい。この辺は医療系独特なのか、私がたまたま経験していないだけかもしれないが、今ひとつピンとこなかった。そういったこともあり本全体で見ても、現場ですぐに活かせるというトピックは殆どなかったかな。
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ブラウザの履歴やレシートといったものから自分の行動履歴やその範囲を特定することは枚数を重ねると見えてきます。 それらのデータをどのように匿名化するのかについて個人の情報の宝庫である医療事例や書類を通して匿名化のアプローチや懸念点について言及しています。 具体的な実装は出てこないですが、どのような手法を使うと特定の情報を消し込むことができるのか、またどんな情報が個人を浮かび上がらせるかのかについて記載をしています。
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本書で扱っているのは医療データであるが、考え方は他のデータにも適用できるものとなっている。リスクの考え方、攻撃者がどこを見るか、匿名化しても特定可能となってしまう場合などが具体的に書かれていて、個人情報保護の必要なシステムに携わるエンジニアは読んでおくべきだろう。また、ソフトや...
本書で扱っているのは医療データであるが、考え方は他のデータにも適用できるものとなっている。リスクの考え方、攻撃者がどこを見るか、匿名化しても特定可能となってしまう場合などが具体的に書かれていて、個人情報保護の必要なシステムに携わるエンジニアは読んでおくべきだろう。また、ソフトやコードの使い方ではなく、匿名化やそれに伴うリスクの考え方そのものを扱っているため、エンジニアでなくとも読めるし、読むべきであると思う。
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医療情報を題材に、たくさんのデータをいかに匿名化するか書かれている本。 多くのデータを扱う際にどのような目的に使うのかを把握し、どういった匿名化を行えばプライバシーを侵害することにならないのかを注意深くやっていくことが大事だと思いました。 医療データに限らず、自分がこうしたデ...
医療情報を題材に、たくさんのデータをいかに匿名化するか書かれている本。 多くのデータを扱う際にどのような目的に使うのかを把握し、どういった匿名化を行えばプライバシーを侵害することにならないのかを注意深くやっていくことが大事だと思いました。 医療データに限らず、自分がこうしたデータを預かる際にはもう一度読み直したい本だと思いましたし、こうしたデータを預かっていて運用していたり、今後何かに使うことを想定されているところでは、絶対に読んでほしいと思う一冊でした。 (以上、ブログ全文です。) ブログはコチラ。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4919335.html
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