家庭医という選択 の商品レビュー
プライマリ・ケアは、医師が中心なのではなく、 看護師・保健師、薬剤師、栄養士など、 医師以外の職種が中心となって進めていくのが理想である。 家庭医は、地域に根付き、 その土地でずっと継続してみていくことで、 その地域のプロとなり、連携と協働のプロとなる。 家庭医にとって、ヘルスケ...
プライマリ・ケアは、医師が中心なのではなく、 看護師・保健師、薬剤師、栄養士など、 医師以外の職種が中心となって進めていくのが理想である。 家庭医は、地域に根付き、 その土地でずっと継続してみていくことで、 その地域のプロとなり、連携と協働のプロとなる。 家庭医にとって、ヘルスケアシステムの構築をすることは、 非常に大切な仕事の一つとなってくるだろう。 社会に、もっと医師に期待してもらう必要がある。 診療報酬が発生することしかやらないのではないかという世間の誤解をとき、 さまざまな社会的な問題に対して、 医師も参加して一緒に解決していく。 そしてそれは、家庭医に限った話ではない。
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様々なフィールドで働いている家庭医へのインタビュー。個人的には、いつも交流させて頂いている先輩方の家庭医に対する思いを拝見させて頂いて、改めて頑張らねばと気が引き締まりました。
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面白かったです!!! 家庭医の後期研修医以上は『必読』、家庭医を目指す学生・初期研修医も読むと面白いと思います。 家庭医療とは何であるかというところも今の医療業界に照らし合わせて書かれています。こんな一般書ができたことに正直おどろいています。 戦略的に作ったであろうけれども、...
面白かったです!!! 家庭医の後期研修医以上は『必読』、家庭医を目指す学生・初期研修医も読むと面白いと思います。 家庭医療とは何であるかというところも今の医療業界に照らし合わせて書かれています。こんな一般書ができたことに正直おどろいています。 戦略的に作ったであろうけれども、現在活躍している家庭医のパイオニアの先生方の歴史、想いが冷静に書かれていて勉強になります。 ここに出てくる家庭医の先生方、全員知っていますが、知っているストーリー、知らなかったストーリーなどもあり、どれも面白かったです。先生方のキャリア・プランニングの作り方をみて、それぞれ悩みそして今があるのだということにもあらためて実感しました。 先生方一人ひとりの個性、考え方一つ一つに、「ああ、ここ一緒!」「こう言語化するのか〜」って思って読みました。 それに、「日本の医療を支える」という最後の対談にも、私たち家庭医の使命も感じました。
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5人の家庭医へのインタビュー 専門医のあり方に関する検討委員会で定められた19の専門医の一つ 2014から研修2020年認定医
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日本プライマリ・ケア連合学会における家庭医療、病院総合診療の先駆者たち5人のインタビューを横軸に、家庭医として様々なスタイルで地域医療に貢献するキャリアを知ることができます。またインタビューを通して日本の家庭医療教育の歴史や背景が注釈で挿入され、縦軸としてここ10年ほどのこの分野...
日本プライマリ・ケア連合学会における家庭医療、病院総合診療の先駆者たち5人のインタビューを横軸に、家庭医として様々なスタイルで地域医療に貢献するキャリアを知ることができます。またインタビューを通して日本の家庭医療教育の歴史や背景が注釈で挿入され、縦軸としてここ10年ほどのこの分野の趨勢を知ることもできます。序章”19番目の専門医”では家庭医療のコアコンピテンシーについて洗練された言葉でまとめられており、最後の丸山先生、草場先生の対談では、なぜ今日本に家庭医療の視点が求められているのか、社会構造の観点から明確に問題提起がなされています。すべて現時点で最新の知見にもとづいており、これから家庭医・総合診療専門医を志すかた、家庭医・総合診療医との協働を考えているかたに紹介する一冊として、現時点で最高だと思います。これだけ網羅的に、そして文脈を押さえて日本の家庭医について文字に起こして下さったことに感謝を覚えます。
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