玉村警部補の災難 の商品レビュー
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【要約と感想】 第一章 「イノセント・ゲリラ」の一部をそのまま持ってきている。地域による監察医制度の違いを問題視している。 第二章 テレビ局を舞台にした作品で、これまでの作品とは異なり、医学が事件に関与しない。加納は論理的な捜査を重視すると感じていたが、実際にはハッタリを証拠に用いたり、発言が二転三転する場面もみられ、意外に適当な面も垣間見える。 第三章 DNA鑑定で容疑者は見つかるが、、、真犯人はそれを逆手にとっていた。 第四章 「歯」をテーマにしたもので、斬新なアプローチ。AI捜査を巧妙にかわした犯行の手口に感心した。歯科の栗田の個性的な動作や思考は、物語の中で独特の存在感を放っており、今後の展開でも彼が再登場することへの期待が高まる。
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これまでの事件は。 警視として関わってきたからこそ分かることもあるだろうが、鋭い観察眼を持っているからこそ気付けることもあるだろ。 専門でもないというのに、知り合いになってしまったが故に調べるのは毎度大変だったろうな。
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バチスタシリーズに登場する加納・玉村コンビが主役のスピンオフ作品。『東京二十三区〜』は海堂さんならではのアイデアだと思う。『エナメルの証言』はヤクザの組幹部が相次いで焼身自殺したら、いくら完璧に偽装しても不審に思われて捜査されると思うのだが。加納はデジタル・ハウンドドッグと大層...
バチスタシリーズに登場する加納・玉村コンビが主役のスピンオフ作品。『東京二十三区〜』は海堂さんならではのアイデアだと思う。『エナメルの証言』はヤクザの組幹部が相次いで焼身自殺したら、いくら完璧に偽装しても不審に思われて捜査されると思うのだが。加納はデジタル・ハウンドドッグと大層な通り名を持っているが、本書ではなんとかアナリシスではなくGoogle Earthを使って犯人を追い詰めていたのがちょっと笑えた。災難と言いながらも加納に振り回されることで、タマちゃんには良い結果になっていると思う。
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本作品は、バチスタシリーズのスピンオフで、短編集となっています。 この本は海堂さんの他作品に比べると、展開が早くちょっとイマイチな気がしてしまいました。 私は短編集だと、イマイチに感じる傾向があるのでそのせいかも知れません。 しかし、海堂さんの作品はキャラがほぼ漫画のようで面白く...
本作品は、バチスタシリーズのスピンオフで、短編集となっています。 この本は海堂さんの他作品に比べると、展開が早くちょっとイマイチな気がしてしまいました。 私は短編集だと、イマイチに感じる傾向があるのでそのせいかも知れません。 しかし、海堂さんの作品はキャラがほぼ漫画のようで面白く、これを読んだおかげで、随分前に読んだバチスタシリーズをまた読みたいと思わせてくれました。 海堂作品を読んでない方は、まず派生元のバチスタシリーズを読む事をお勧めします。
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ミステリ かかった時間 こまぎれなのでわからない 大半はおそらく9月くらいに読み終えていて、最後のパートだけ残っていた。 かつて夢中で読んだチームバチスタ三部作をなんとなく思い出しながらこのスピンオフを読み進めたが、残念ながら、田口が白鳥に迷惑をかけられる人だった、くらいの記憶...
ミステリ かかった時間 こまぎれなのでわからない 大半はおそらく9月くらいに読み終えていて、最後のパートだけ残っていた。 かつて夢中で読んだチームバチスタ三部作をなんとなく思い出しながらこのスピンオフを読み進めたが、残念ながら、田口が白鳥に迷惑をかけられる人だった、くらいの記憶しかなかった。 それはさておき、全体的に読みやすかったし、具体に落とすとアレだが、オチはなんとなく「真面目に生きてたらいいことある」というメッセージだったので、読後感もよかった。
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(海堂尊作品)田口・白鳥シリーズに登場する、桜宮の治安を守る加納・玉村コンビにスポットライトをあてた本作。こっちはこっちでいい相棒だし、グッチーと玉ちゃんの掛け合いもなかなかみてて面白い!互いの苦労を知り慰め合うこちらも名コンビ。「エナメルの証言」が印象的。
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玉村警部補と加納警視正のコンビが絶妙。 そして田口医師と玉村警部補、似た者同士の 幕間の傷の舐め合いが笑笑 どれも鑑定の結果が必ずしも正しいとは限らない、 そこから事実が明らかになるというもの。 こんなふうに気付けるのかは疑問だけど、 読み物としては面白かった。
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バチスタシリーズを途中まで読んでたけど、順番(時系列)がわからなくなって、短編集のこちらをとりあえず手に取った。 さすが海堂作品、テンポよくおもしろい。 けど、短編だからかな?推理に無理がない?!って思うものや、他作品の内容が一部組み込まれてて、あれ!?どんな話だったっけ!?と...
バチスタシリーズを途中まで読んでたけど、順番(時系列)がわからなくなって、短編集のこちらをとりあえず手に取った。 さすが海堂作品、テンポよくおもしろい。 けど、短編だからかな?推理に無理がない?!って思うものや、他作品の内容が一部組み込まれてて、あれ!?どんな話だったっけ!?となったり。 あと、桜宮市ヤクザ多いねって思ってしまった 笑。 1番最後に各作品の時系列を表した年表が載っていて、時系列に沿って読み返してみようかな、と思った。
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久しぶりの海堂作品、バチスタシリーズのスピンオフというべきか。軽快なストーリー展開の短編集。どれも面白くて満足。
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登録してなかったかー。 『玉村警部補の巡礼』読了後に再読。 こっちの方が本筋との関係性は高い。 『東京二十三区外殺人事件』なんて、読み覚えがあるなぁ、おかしいなぁ、と思ったら別長編の一部として組み込まれていたりするし(知らずにそちらを先に読んだ)。 加納警視正って初登場どんな感じだったっけ。初出どこ?え?『ナイチンゲールの沈黙』?うん?じゃあ再読するか? という感じ。
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