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読んで楽しむ“働くこと" の商品レビュー

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2016/02/05

【読み終えた本】160205 ・読んで楽しむ「働くこと」(相原正雄著:文芸社) 元・日本ILO協会参与、元・同盟国際局長を務めた相原正雄さん(現在84歳)が執筆、友だちのKさんに勧めてもらって読みました。 ヨーロッパと日本における「労働観」の違いを紹介しながら、大きく変化してき...

【読み終えた本】160205 ・読んで楽しむ「働くこと」(相原正雄著:文芸社) 元・日本ILO協会参与、元・同盟国際局長を務めた相原正雄さん(現在84歳)が執筆、友だちのKさんに勧めてもらって読みました。 ヨーロッパと日本における「労働観」の違いを紹介しながら、大きく変化してきている日本の労働政策や成果主義が強調される風潮に対して疑問を投げかける内容。親しみやすい書きぶりでイラストも豊富、肩に力を入れずに読めるものとなっています。 トランプのクローバー状の絵柄は実は人を働かせるための棍棒をかたどったものであり、欧米の人々にとって労働とは厳しい苦役であったというエピソードや、ILOに関連する条約は200ほどあるが日本はまだ1/4ほどしか批准しておらず、労働者保護に重要なILO条約の1号(1日8時間・週48時間制)や47号(週40時間制)もまだとは驚きでした。 働くことを人間としての基本的な権利であると位置づけ、障害者の労働権保障に一環して取り組んできた「きょうされん」に身を置くものとして、自らの労働観を改めて問い直す上でも刺激を受けました。

Posted byブクログ