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3652 伊坂幸太郎エッセイ集 の商品レビュー

3.6

92件のお客様レビュー

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2022/09/25

ファンとしては大満足な内容でした!伊坂さんの人柄と、人となりが伺えて、これからも応援します。伊坂さんの好きな小説や映画も観てみようと思います。

Posted byブクログ

2022/09/09

今から10年前に出版された伊坂さんのエッセイ。 以前「仙台ぐらし」を読んだ時に、 「エッセイより小説の方が好きだなぁ」と思い、この1冊を読むのがこんなに遅くなってしまいました。 こちらは伊坂さんの小説と同じくらい好きでした。 このエッセイを片手に、デビュー作からもう一度全部読...

今から10年前に出版された伊坂さんのエッセイ。 以前「仙台ぐらし」を読んだ時に、 「エッセイより小説の方が好きだなぁ」と思い、この1冊を読むのがこんなに遅くなってしまいました。 こちらは伊坂さんの小説と同じくらい好きでした。 このエッセイを片手に、デビュー作からもう一度全部読み返したくなりました。 いつか絶対やります。 まず伊坂さんのお父様に魅了され、 「なるほど、伊坂さんの作品(考え方)にはお父様から受けた影響も大きく関係しているのか」と納得しつつ、自分の親もこうであったらよかったのにと嫉妬を覚えました。 続いて、私が最も好きな「魔王」について伊坂さんが「とり憑かれるようにして書き上げ」たと表現されていることに自己満足な幸せを感じました。 そして何より、このエッセイで紹介されている本達全てが何と魅力的に感じられることか。 最近好みの本が見つからないな、もう読み尽くしたかしらと考えていた自分が恥ずかしくてたまりません。 伊坂さんに向かって 読書っていいですよね、小説って楽しいですよね、と話しかけたくなるような、そんなエッセイでした。 相変わらず、伊坂さんの作品となるとレビューがいつも以上にうまく書けません。 その代わりに、特に印象に残った部分を記します。 「『何かを断定するのには覚悟が必要で、その覚悟を持たないで軽々しく物事を決めつけている人が多いんじゃないかな』」 「表面的な事実だけを見て、『理解できない』物には蓋をしてしまい、『若者は異常になってきている』と決めつけるのは、このカミュの時代から現代まで、変わっていないということかもしれません。」 「読書というものは、別の世界へ精神的な旅に出かけるようなもの」 「やるべきことをやる、『弱いけど強い』」 「世界は大変だ。残酷なことや理不尽なことで満ちている。僕たちは繊細で、弱い。それは分かっている。分かった上で強く生きていくほかない。」 デビュー20年目の今年もエッセイ集が出るといいな。 2020年21冊目。

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2022/09/03

あらすじが観光スポット 語りが移動手段 なるほど。 最近読むことが目的となり、熟読すること、語りを楽しむことができていないと感じていた。 どちらか良いとかでなく、私はスピードではなく、トルクの回転数を上げた読書や会話をしたい時期にいる。

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2022/03/18

エッセイや解説・書評の総まとめ本。 今まで『伊坂さんの書いた文章が掲載されているものは全てかき集めてコレクションしてやるぜ!』と、意気込んでいたのに、この1冊が出版されたことで落胆と歓喜が混ざりあって何とも言えない気持ちになった人は多いことでしょう。 伊坂氏オススメ&お気に入...

エッセイや解説・書評の総まとめ本。 今まで『伊坂さんの書いた文章が掲載されているものは全てかき集めてコレクションしてやるぜ!』と、意気込んでいたのに、この1冊が出版されたことで落胆と歓喜が混ざりあって何とも言えない気持ちになった人は多いことでしょう。 伊坂氏オススメ&お気に入りの、マンガや小説や映画についても語られているので、自分もそれらを消化したい。 その人物に関心を持つと、その人が興味を持っているもの全てを知りたくなるというストーカー心理そのものである。 様々な本や作家と出会いながら読書をすると、自分の守備範囲が広がっていく気がする。いや、どこ守ってんねんって話しやけどな。 伊坂氏が、 『普段、小説を読んでいて、にやりとすることはあるが、噴き出して笑うようなことは無い』とエッセイの中で言うてたけど、自分はそんな伊坂作品で大いに爆笑している。隣人から苦情来るんちゃうかという音量で。 手を叩きながら。 このエッセイでも…笑 東北出身者が東京で初めてゴキブリを見たときに 「何だ?この美しい虫は。」 とか、 犬を飼ってもいないのに 「いつもポケットにドッグフードを入れている人」 とかな笑 2014年10月08日

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2022/01/03

これまですすんでエッセーを読んでみようと思ったことはないのだが、先日伊坂幸太郎の「モダン・タイムス」を初めて読み、その読ませる文体に惹かれて手に取った。 くすっと笑えて気軽にスラスラ読める。 仙台に暮らす伊坂幸太郎の人となりが見えて、面白いです。

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2021/12/04

とても気楽に読ませていただきました。 楽しかったです。 あの天才プロットを書ける人が普段考えていること、それがそのまま小説に生かされたりもしていて、こういう思考の人があの小説を書けるんだ、と妙に納得させられました。 伊坂さんの書かれる小説に、テーマや課題図書のように考えさせられる...

とても気楽に読ませていただきました。 楽しかったです。 あの天才プロットを書ける人が普段考えていること、それがそのまま小説に生かされたりもしていて、こういう思考の人があの小説を書けるんだ、と妙に納得させられました。 伊坂さんの書かれる小説に、テーマや課題図書のように考えさせられるものはあまりありませんが、楽しければそれでいいじゃない、という精神がびしびし伝わってくるこの人が、私は一番大好きです。

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2021/11/01

単行本版を読んでおりましたが、改めて文庫版をちょこちょこと長い時間かけて堪能させていただきました。あの時、この時、こんな事がなんてのではなく、お勧めされるもの、書かれていることをちょっとずつ味わう感じ。加筆も多いのですね。こうなってくると文庫での再読ってコト自体やっぱり見直さない...

単行本版を読んでおりましたが、改めて文庫版をちょこちょこと長い時間かけて堪能させていただきました。あの時、この時、こんな事がなんてのではなく、お勧めされるもの、書かれていることをちょっとずつ味わう感じ。加筆も多いのですね。こうなってくると文庫での再読ってコト自体やっぱり見直さないとなとか思っちゃいますね。

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2021/06/10

好きな作家さんの小説を読んでいると、「この人はどんな生活をしているのか」「どんなものに影響を受けてきたのか」など気になる方で、伊坂幸太郎さんも例に漏れず。エッセイを通して、今まで読んだ作品、これから読む作品がより楽しめそうです。

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2021/04/26

実はエッセイ苦手なんです。しかも今回15年分でしょ?長いっつーの(笑)なかなか時間かかりましたがなんとか読了。それしても伊坂がおすすめしてる音楽は全て私のどストライク。センスが良すぎます。紹介してた本も地道に読みます。(大江健三郎の叫び声は確実に読まなきゃってなる(笑))小説とは...

実はエッセイ苦手なんです。しかも今回15年分でしょ?長いっつーの(笑)なかなか時間かかりましたがなんとか読了。それしても伊坂がおすすめしてる音楽は全て私のどストライク。センスが良すぎます。紹介してた本も地道に読みます。(大江健三郎の叫び声は確実に読まなきゃってなる(笑))小説とは違うプライベートを垣間見れたようで少し嬉しくもなりました。

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2020/12/31

諸事情で寝込む日々、読書もできない状況。 何とか起き上がって、リハビリに読み始めたのがこちらでした。伊坂さんのお人柄がじんわり染み込んだ一冊。 1編がコンパクトなので、無理なく読み終えることができました。 久しぶりの読書で少し躊躇気味の方に、お薦めです。

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