天久鷹央の推理カルテ(Ⅲ) の商品レビュー

知念実希人(著者)

2024/09/07

シリーズ3作目です。
今回も、鷹央先生と小鳥先生のやり取りが面白かったです。
医療ミステリですが、ちゃんと説明があるので、それほど難しくはありませんでした。

2024/08/29

天久鷹央シリーズ第三弾。

呪いのビデオ（懐かしい！）が今では呪いの動画とは、
世の中は進歩するものだ。
多分に光刺激によるてんかん発作の一種だろうとは予測がついた。

二つめの話も、初対面の患者の恋人に研修医が握手をするという不自然さで、
ラテックスアレルギーだと思った。
以前、2時間ドラマかなにかで見たことがある。

ただ、三話目は、遅発性溺水を疑ったがそうではなかったし、
コカイン中毒も見抜けなかった。
といっても三話目のテーマは小鳥遊が鷹央の部下でなくなるかも、だったので、
絆が深まったようで良かった。

そして、鷹央はホラーものが怖いけど、好きらしい。

2024/08/18

シリーズ3作目。
今回は《呪いの動画》《男性アレルギー》《密室で溺死》という面白い謎解きでした。
小鳥先生が所属病院の医師不足で戻らなくてはいけなくなり、このコンビも見納めかと思いましたが、事件解決で出向が続くようで何よりです。

2024/07/01

またまた知念先生の魅力がたっぷり詰まってた。「密室殺人」と聞いた鷹央がどう動くのかも楽しみだったけど、何より鷹央がどうしても優を離したくなくて奔走したのが好き。

女子高生が線路に転落したり、階段から落ちたりしたら自殺だと思われるよな。でも精神科に出禁にされていたにも関わらず真相を暴いたのはさすが。てんかんは思ったより身近にあることを知った。

男性恐怖症とか男性アレルギーって今の世の中では言われるけど、思い込みもほんとに重要なんだなって思った。結果はラテックスのアレルギーだったけど、わからない間は気が気じゃないよな。

今回の重要な事件。一回殺人で捜査され始めたら、結果的に事故死でも、覆すのは難しいんだな。清司の無実が鷹央によって証明されなかったらシリーズ続かないからドキドキした笑

鷹央先生がクッキーをリスみたいに頬張ってるのいつかみてみたい、、、

2024/06/29

「天久鷹央の推理カルテ」の３冊目。

前作と同様にまず短編２本。呪いの動画によって自殺を図る女子高生、男性に触れられると肌に異常をきたす女性。
本当に色々な病気があるものだ、と毎回書いているが、今回、驚きはちょっと少なかったかも。
そして３話目は中編で、とある総合病院を舞台に起きた密室殺人の謎を解くことで、小鳥遊が派遣元の純正医大に呼び戻されるのを阻止しようとする鷹央の奮闘を描く。
謎解きはらしくもあったが、ちょっと苦しかったかな。
互いを頼る二人のコンビ、とりわけ鷹央のツンデレぶりは微笑ましいが、だんだんパターン化してきたようにも感じてちょっと難しいところ。

2024/03/29

天久鷹央の推理カルテシリーズ第三弾。
今回はいよいよ密室殺人発生！？と思いきや意外な結末が待っています。
天久鷹央と小鳥遊のコンビがなくなるピンチをどう切り抜けるか、読み応えありました。

2024/01/18

医療ミステリシリーズ第三弾
天才的な頭脳で患者達の症状を見抜き
ズバリと謎を明かす…は相変わらず
アレルギー…の件は私でも途中でネタが想像できてしまったけど…
やっぱりまた読もうかな、と思うのは
メインキャラクターたちの関係性や
お互いを見る暖かい目線、のせいかな

2024/01/12

天久鷹央の推理カルテ3冊目。
今回もお見事！と思わされる話ばかりで一気読みしました。

症状とか話を聞く限りだと怪奇現象だったり謎の症状だったりするのにきちんと医療ものとして解決をするんですよね。
あと前回の時はストーリー的な問題で鷹央先生の元気がないシーンが多かったのもあって、久々に己の欲望のままに猪突猛進する姿が見れて安心しました。

そして何やかんやいいながら鷹央先生と小鳥先生、もはや誰が見ても名コンビですよね。
まぁ小鳥先生にかかる負担は察して余りあるけど、でも鷹央先生に振り回されていくうちに徐々に実力もつき始めているみたいだし。

シリアスな話も好きだけれど私は暴走する鷹央先生に振り回されてヒィヒィなっている小鳥先生を見るのが好きなので今後も2人には末永くコンビを組んでいて貰いたいものです。

2024/01/11

冒頭から、小鳥遊先生いなくなってしまう!?と焦りつつ、そんなことないでしょーとイッキにつかまれました。

短編2作と本編１作の構成ですがどれも面白かった。

「閃光の中へ」
これはわからなかったー。
いろいろあるんですねぇ。

「拒絶する肌」
これは鷹央先生と同時に気づいたので答え合わせが楽しかった。

「密室で溺れる男」
これが本編ですね。
これは知ってればすぐに候補にあがりそうなもの。
引き起こした原因がキーでした。

あんまり感想書いちゃうとどこでネタバレに繋がるかわからないからこのへんで。

いつもとちょっと違ったやり取りと結末(私が読んだ中では)。

医療ものでもサクッと読める(摩擦係数が少ない？)ので楽しい反面、各キャラ同士のやりとりや謎がちょっとリアリティには欠けているようにも感じました。

ですが何度も言いますがとても楽しく読めました。

2024/01/04

3作目。そして2024年1冊目！
今回は小鳥遊先生がいなくなっちゃうかも、で頑張る鷹央先生で、レアな鷹央先生が見れた感じでした。
一見医療とは関係なさげな事件だけど、そこは医療もの。しっかり医療の知識で事件解決。
男性アレルギーの話は途中で予想したのが当たって嬉しかったな