渡部昇一 青春の読書 の商品レビュー
「知的生活の方法」の舞台裏が丁寧に述べており、読み応えがあった。自分を遅進児と称しておられるが、現代ならばまったく当たらない。当時の大学進学者がいかにエリート揃いだったか分かる。終章の「自分の好きなことに従うべき」にすべてが集約されており、妙な感慨があった。また、生成文法よりフン...
「知的生活の方法」の舞台裏が丁寧に述べており、読み応えがあった。自分を遅進児と称しておられるが、現代ならばまったく当たらない。当時の大学進学者がいかにエリート揃いだったか分かる。終章の「自分の好きなことに従うべき」にすべてが集約されており、妙な感慨があった。また、生成文法よりフンボルト、認知言語学より修辞学に価値あるという重要な指摘がさらりと書かれている。
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著者の読書量、知的好奇心と向学心にただただ感服、尊敬の念。 そしてしっかりと内容を咀嚼し体系化できる著者の叡知に感動。一読しただけでは字面を追うだけで精一杯だったので、積読していきたい。
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