気になる人 の商品レビュー
訃報がキッカケでこの人のことを教わった。 著者が気になる、と思う熊本県民を訪ねて行ってインタビューするという、ちょっと異色なエッセイというか、コラムというか。熊本日日新聞の連載を一冊の本にまとめたものなのだそう。 面白かった。 私には、取り上げられる人たちもほとんどが知らない...
訃報がキッカケでこの人のことを教わった。 著者が気になる、と思う熊本県民を訪ねて行ってインタビューするという、ちょっと異色なエッセイというか、コラムというか。熊本日日新聞の連載を一冊の本にまとめたものなのだそう。 面白かった。 私には、取り上げられる人たちもほとんどが知らない人。 インタビューをしている著者がどんな人か?ということが、インタビューされる方を超えて過剰なくらい伝わってくるような対談。そこが面白かった。 取り上げられる人の標本を見たいわけではないし、プロフィールを知ってもたぶん、こんなには面白くない。 個性も存在感も強烈そうなインタビュアーである著者が好き勝手に(少なくともそう見える、聞こえる)投げてくるさまざまな言葉に、取り上げられる彼らがどう対応するのか?ということを通じて見えてくるキャラクターというのがあって、そこがとても魅力的。 著者がインタビュアーとは思えないくらい沢山喋っているのに、それでいて、取り上げる人の本音や本質のようなものもキチンと捉えて、引き出されているような気がして天晴。 何気ない会話に見えても、ふとしたところにすごい人生哲学が潜んでいたりして、そういうところにふせんを貼りながら読んだら、オニカサゴの顔周りみたいになってしまった。 あとがきに「人のことを根掘り葉掘り聞くのが大好き」とあった。 そうなんだろう。 でもそれだけじゃない気がする。 彼はたぶん、人間が好きなんだろう。 悩んだり、突き詰めたり、嫉妬したり驕ったり、 突っ走ったり愛したり尽くしたりしてしまう、「ニンゲン」のことが好きで好きで、知りたくなってしまうのだろうな。 取り上げられた人たちに会ってみたくなる。 これがたぶん、この著者の勝ち、というか、インタビューの成功の証なんだろうな。。。
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対談だから、読みやすいっちゃ読みやすかった。 地元、熊本日日新聞に載っていたものだから、読んでるはずなんだけど、結構、忘れてる部分も多かったな。 紙面に載せられず、ウェブで読めた部分も収録されてるから、きっと読み損ねてた部分も多かった気がする。 いろいろ思い出した。 ただ、熊本以外の人が読んでわかるのかなって思ったところも少しあった。結構ローカルな話題。 ただ、これビフォー熊本地震なんだよね・・ この後いろいろ変わったもんなあ・・ 熊日の記者さんでもいいから、アフターの皆さんたちを追ってもらうとかいう企画立てないかなあ・・
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今 日本には こんな人も ちゃんと 生きている そこが うれしい 渡辺京二さんが 根を下ろして暮らしておられる 熊本に暮らす九人の 存在が うれしい その人の顔が これまでのその人の生きてきた証であることを 反映するように その人とっての「気になる人」 が 自分のこれまでの生き...
今 日本には こんな人も ちゃんと 生きている そこが うれしい 渡辺京二さんが 根を下ろして暮らしておられる 熊本に暮らす九人の 存在が うれしい その人の顔が これまでのその人の生きてきた証であることを 反映するように その人とっての「気になる人」 が 自分のこれまでの生きてきた道を 反映しているのだろうな と 思いました では 今の私にとって「気になる人」は 一体誰だろうと ちょっと 振り返ってしまいました
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類は友を呼ぶ。 ジャンルも年代も専門分野も ばらばらだけど、渡辺氏のアンテナに 引っ掛かった人は、底辺に共鳴するものがある。 この国の中では、ちょっとアウトローだけれど。 地方在住というのが素敵。 東京はそろそろ崩壊状態。 都会で齷齪するより、地方でのびのび暮らすほうが たぶん、...
類は友を呼ぶ。 ジャンルも年代も専門分野も ばらばらだけど、渡辺氏のアンテナに 引っ掛かった人は、底辺に共鳴するものがある。 この国の中では、ちょっとアウトローだけれど。 地方在住というのが素敵。 東京はそろそろ崩壊状態。 都会で齷齪するより、地方でのびのび暮らすほうが たぶん、はみ出し者には心地好いかも。 首都圏脱出を読みながら、考えます。
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