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新しい航空管制の科学 の商品レビュー

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2022/10/04

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057374

Posted byブクログ

2016/10/25

離陸から着陸までの航空管制については、2015 年時点の新技術の普及状況を含めて大変よくわかった。 典型的な三つの便について、pushback から到着停止までにどのような交信が地上と飛行機の間で交わされるのかが示されているので、飛ぶ側がどのように情報を得て何を報告するかもよくわ...

離陸から着陸までの航空管制については、2015 年時点の新技術の普及状況を含めて大変よくわかった。 典型的な三つの便について、pushback から到着停止までにどのような交信が地上と飛行機の間で交わされるのかが示されているので、飛ぶ側がどのように情報を得て何を報告するかもよくわかる。 しかし、この本を空港面上の管制について知りたいと読み始めたのだが、どのように critical な点の排他制御を実現して飛行機に指示を与えているかについては全く言及がなく、肩透かしを食らった。著者は元管制官。もし、航空管制畑の人がその点に課題を感じていないのだとすると、困る。 衛星を使った管制が、航空路だけでなく空港進入でも使われるようになったことを知る。 ILS が整備途上であった時代、いずれは主要空港に cat IIIc が完備されるのだろうと思っていたが、地上設備の条件、滑走路端から 10 海里の地点から直線進入しなければならないという制限があることを知る。 その一方、衛星を使った RNAV (RNP) という「非」精密進入方式が普及した。ILS 受信機が大きなスペースを取り高価なのに対し、RNAV は GPS 受信機だけで済むと言う。car navigation が車載機から smartphone に移行したのと同じ構造があるか。 CPDLC (controller pilot data link communication) という文字通信が実用になっていることを知る。https://www.flightradar24.com/ で情報が得られることから想像できるけれど。 なお、おそらく校正に著者が関与しなかったためと思われる誤記述があるのは残念。SFO の 28R は方位角 284° だが、その解説で「磁方位 28° (北北東) 方向から進入」と書き間違えることは、実務に携わった人には考え難い。この分野がわかっている人は補正して読めるが、明るくない人を脱落させかねない誤り。校正は慎重であって欲しい。

Posted byブクログ

2015/12/25

全地球的航空交通システムの全貌を紹介! 飛行ラッシュの「空の道」を、あわせて100機以上の人工衛星を使って管制官はどうさばいていくのか?

Posted byブクログ

2015/10/11

「ぼく管」というゲームから、航空管制に興味を持ったのが読んだきっかけ。航空機の安全のために、技術と運用の粋が凝らされていて、「スゲー」という気持ちが湧き上がる。

Posted byブクログ