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「朝日新聞」問題 の商品レビュー

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2019/12/31

慰安婦検証記事、その後の池上彰コラム問題、福島原発吉田調書についての朝日の報道について語る。 朝日の関係者なのだが、相当辛辣に朝日を批判していて、おお、珍しいこともあるもんだと思っていたが、批判してるのは経営が編集に食い込んで行ったことなど、対応の拙さが主のようだ。 油断すると、...

慰安婦検証記事、その後の池上彰コラム問題、福島原発吉田調書についての朝日の報道について語る。 朝日の関係者なのだが、相当辛辣に朝日を批判していて、おお、珍しいこともあるもんだと思っていたが、批判してるのは経営が編集に食い込んで行ったことなど、対応の拙さが主のようだ。 油断すると、記事の捏造が慰安婦問題自体が捏造だと取られかねないとか、記事に「角度」をつけることは大事だと述べながらもその前提になる反論の場など、全く設けることもなく、まさに自らの正義を色眼鏡にしていることが問題であることを瑣末のように扱う。 さりげに、安倍総理批判をぶっ込んでくる。 やっぱりこだわりの朝日品質だった。

Posted byブクログ

2017/01/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

2015年刊。「従軍慰安婦記事」「吉田調書の評価問題」「池上彰コラム不掲載」に関し、現役朝日新聞記者が実名で、①取材、②検証、そして③誤報対応それぞれの有り方を検討する。  他紙などの批判記事も引用され、問題意識を整理できそうな書だ。  正直、新聞の誤報自体は、速報性とスクープ性を過度に強調する体質の所以と思えるので、朝日に限らず、どこでも有り得るものと認識。社会人でも複数紙(日経と他一紙)を購読、識者なら(オピニオンリーダーと称する)が五大紙+自由民主・聖教・赤旗等+専門業界紙を比較読みすべしとはよく言われる。  これは、読み手側の誤報や誤評価の回避と思考の多面性確保のためであろう。  そもそも速報性とスクープ性を過度に強調しがちな新聞の意義は、政権その他の批判にあり(例えば民主党政権下の産経など。逆に安倍政権下の産経は?)、あるいは連続した連載記事にあって、速報性もスクープ性の価値は、テレビ・ラジオによる報道がなされるようになって、徐々に低下し、モバイル端末にネットニュースが流れる現在、益々その価値は低下している。  逆に、週刊誌が駄目になっている今、かつて週刊誌が果たした役割、緻密な報道と分析こそが求められる役割ではないか。  その意味で、本書の感想とは外れるが、速報・スクープを過剰に評価・礼賛することに懐疑的なのは勿論、逆に、誤報に対する鬼の首を取ったかのような対応も、そこまで新聞に価値があるのかと思わないではなかったところ。

Posted byブクログ

2015/10/23

「問題」がとてもよくわかりました。 功焦る記者と保身に精出す稚拙な経営者を生み出す「社風」を一新すべきやな。

Posted byブクログ