略奪婚 の商品レビュー
略奪婚というタイトルではありますが、さほどドロドロした雰囲気ではなく、口達者で強かなヒロインが周囲から恐れられている絶対王者のヒーローをうまいこと飼いならしていく話でした。 紆余曲折はあれど、ヒロインが過剰に傷ついたり泣いたりすることもなく幸せになってくれたのが良かったです。 後...
略奪婚というタイトルではありますが、さほどドロドロした雰囲気ではなく、口達者で強かなヒロインが周囲から恐れられている絶対王者のヒーローをうまいこと飼いならしていく話でした。 紆余曲折はあれど、ヒロインが過剰に傷ついたり泣いたりすることもなく幸せになってくれたのが良かったです。 後味の良いお話でした。
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サブタイトルに「ケダモノ王」とありますが、あんまり「ケダモノ」って感じはしなかったです。 3つの国の会談のときに、同い年の王太子2人に気に入られた、聖なる国のユリアナ。 片方は優しい王子様クリスティアンで、片方は好きな子には意地悪したくなる王子様ラーシュって感じで、当然ながら幼いユリアナの気持ちはクリスティアンの方に。 それから8年。 それぞれの国の関係も変わってしまって、ラーシュの国に対抗するためにユリアナはクリスティアンに嫁ぐことになったのに、その輿入れの途中でラーシュに掠われてしまいます。 最初はユリアナはラーシュを嫌ってましたけど、ラーシュといるときは、優等生のユリアナの仮面を外してるってのに気付いて、だんだんラーシュを好ましく思っていくって感じです。 ラーシュは8年前からユリアナを好きでいて、ずっとユリアナに求婚してたのに断れ、ユリアナがクリスティアンとの婚礼を整えているって聞いたら、いてもたってもいられなかったんでしょうね。 やったことはひどいですけど、掠ったユリアナに対する態度はべた惚れで、ちょっとニヤニヤしちゃうときもありました。 ただ、クリスティアンが最後ぼろくそにされてましたけど、ちょっと彼がかわいそうになりました。 彼もユリアナのことがずっと好きでやっと結婚できると思ったのに、横から大国のラーシュに掠われてしまい、しかもユリアナもラーシュに惹かれてしまっている。 不憫です。 彼にも幸せがあればと思いました。
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