弟の夫(1) の商品レビュー
弟がカナダで結婚した相手、マイクが日本へやってくる。娘の夏菜はカナダ人の叔父さんに大喜びですぐに順応するも、弥一は戸惑い、カナの反応から学ぶことも多い。 ゲイの話だが、うるっとくる…
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以前ドラマ化されていて、見たいなと思っているうちに見そびれて終わってしまったので、まずは原作からと手に取ってみた。 思った以上に生々しく、自分が恋愛対象ではない性別の相手の見え方って男性はこうなんだなと考えさせられた。 男性作家がこういうテーマを描くこと自体珍しいと思うし、この作...
以前ドラマ化されていて、見たいなと思っているうちに見そびれて終わってしまったので、まずは原作からと手に取ってみた。 思った以上に生々しく、自分が恋愛対象ではない性別の相手の見え方って男性はこうなんだなと考えさせられた。 男性作家がこういうテーマを描くこと自体珍しいと思うし、この作者の作風だけではなく切り取り方や感じ方、嫌悪感みたいなものが女性とは違うのかもしれないと感じた。 正直女性側からすると、恋愛対象が女性でない男性は、普通の男性より安全な感じがする。 痴漢や性被害が頻繁にあるような世界で、対女性のそういう犯罪は正当に裁かれないと感じることも多い状況で、女性に性欲が向かない相手を安全だと感じる女性は私だけではないと思う。 男性が男性から(しかも自分より力が強そうな)、自分が希望しなくても一方的に好かれてしまったらということを想像して恐怖を感じるという体験はそうないだろうし、そういう視点でも生々しく感じてしまって続巻を読むのをちょっとお休みしている。 この作品は純粋に同性同士の恋愛に接した異性恋愛の世界の人の話で、素直に楽しめばいいと思うのだけれど。
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いい歳こいて親の遺産で喰ってるようなもんだし… 近代以降、世界で初めて同性同士の結婚が合法になったのは、2001年のオランダ。 グロサリー…ああ食料品店か チーズアンドマカロニ ハズバンド夫…旦那さんってことだ ちょっと整理_してみよう_つまり俺は_結婚とかカップルとかいうものを...
いい歳こいて親の遺産で喰ってるようなもんだし… 近代以降、世界で初めて同性同士の結婚が合法になったのは、2001年のオランダ。 グロサリー…ああ食料品店か チーズアンドマカロニ ハズバンド夫…旦那さんってことだ ちょっと整理_してみよう_つまり俺は_結婚とかカップルとかいうものを_無意識のうちに_男と女という関係を基準に考えていた_…ってことだ_当たり前のようにそう思いこみ_全てをそこに当て嵌めていた ピンク色の逆三角形=ピンク・トライアングル=ゲイプライドやゲイライツ運動のシンボル 第二次世界大戦時、ナチス・ドイツによるホロコーストでは、ユダヤ人と同様に多くのゲイが、強制収容所に送られました。
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自分の双子の弟は家を飛び出てずっと海外で暮らし、現地で同性婚をして、そして亡くなり、その「夫」が日本にやって来ることになった… 今時のジェンダーに対する意識とそういったものにどう接していいか分からずにいる主人公の葛藤の描き方、LGBTを考える根底としてこういう作品が(良い意味で...
自分の双子の弟は家を飛び出てずっと海外で暮らし、現地で同性婚をして、そして亡くなり、その「夫」が日本にやって来ることになった… 今時のジェンダーに対する意識とそういったものにどう接していいか分からずにいる主人公の葛藤の描き方、LGBTを考える根底としてこういう作品が(良い意味で)一般の人の目に触れる機会がもっとあるべきだなと思う
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みんながあることをありのままに受け入れられる世の中になればいいなと数年前からずっと思っている。 思う前はわたしもこの弥一さんみたいな心情だったところはあるし、子どもの時から当たり前と教えられたことと違うことを「普通じゃないこと」と捉えるのは仕方ないのかもしれない。 でもいつかみん...
みんながあることをありのままに受け入れられる世の中になればいいなと数年前からずっと思っている。 思う前はわたしもこの弥一さんみたいな心情だったところはあるし、子どもの時から当たり前と教えられたことと違うことを「普通じゃないこと」と捉えるのは仕方ないのかもしれない。 でもいつかみんながこんな風に当たり前に、人と人同士として生きていける世の中になればいいなあ。こういうことを思ったり言ったりしなくてもいい世の中になればいいな。 当たり前になっていく過程が優しく描かれててめちゃくちゃ泣きました。。。
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全巻読了しました。 田亀先生のゲイ漫画を拝読した事がありまして、アーティスティックは成人向け専門だとてっきり思っておりました。 素晴らしい漫画ですね! いつのまにか凝り固まってしまっていた先入観と偏見が自然とあらわにされていく主人公と、素直に受け入れていく子供。 それに合わせて変...
全巻読了しました。 田亀先生のゲイ漫画を拝読した事がありまして、アーティスティックは成人向け専門だとてっきり思っておりました。 素晴らしい漫画ですね! いつのまにか凝り固まってしまっていた先入観と偏見が自然とあらわにされていく主人公と、素直に受け入れていく子供。 それに合わせて変わっていく主人公。 私もいつのまにか偏見があったなと感じました。 この漫画を読んで先入観と偏見が溶かされていく感覚がします。 学校の図書館などにぜひ置いていただきたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
子どもの頃から、セクシャリティーとかジェンダーとか強い関心を持ってきました。ブックパスの中でたまたま「弟の夫」を見つけたのですが、すぐハマりました。 とてもおもしろく、これがもう何年も前に発表されていて、NHKでドラマ化もされていたというのに、全然知らなかったことになんだか落ち込んでしまったくらいです。 田亀源五郎さんは、オカマルト等で調べたところでは結構ハードなゲイ・アートがメインみたいで、あの男性同士の緊縛ものと本作が同じ作者によるものとは俄かには信じがたいくらいです。 本作でまず感じたことは、作者の温かさと誠実さです。押し付けず、真摯に向き合う弥一やマイクの姿に素直に感動しました。 でも私が一番気になったのは、弥一と夏樹の離婚です。私が今まさに離婚協議中であり、今月中にも私は夫だけでなく小学生の娘を置いて、家を出ることが決まっているからです。現在のマンションから徒歩5分くらいのところに、ワンルーム・マンションを借ります。 作者はなぜ、離婚家庭を描き、しかも世の中では珍しい、母親が家を出るタイプの離婚家庭を選んだのでしょう。この点はある意味、離婚業界のマイノリティーです。きっと何かしら思惑があったことでしょう。 どなたか、この理由をご存知の方がいらしたら、教えてください。 私は、いつか作者に会えるかもしれないと期待して、また二丁目に遊びに行きますー。
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同性愛を扱う作品は様々な切り口で描かれているものがあるが、本作はいわゆるガチムチ系の直球派であり、耐性のない方にはおすすめしにくいきらいがある。
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LGBTをテーマにしたホームドラマ。 気になっていた作品で、NHKプレミアムでドラマ化するっていうので一気に読んでみました。 原作読んで改めてチェックしてみると、ドラマのキャスティングが絶妙ですね。ビジュアルはかなりの納得感。特にマイク…!
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ガチむちな男性二人が表紙をかざっていて、どんな物語になるのかーと思ったが、同性愛者本人の悩みやその人に関わる人の思いなど真面目にストーリーが続いていく。 かなちゃんが無邪気にマイクに質問するのがいい。 どっちが奥さんなの?と聞いて、マイクは、そんなのはなく二人とも旦那さんなんだよ...
ガチむちな男性二人が表紙をかざっていて、どんな物語になるのかーと思ったが、同性愛者本人の悩みやその人に関わる人の思いなど真面目にストーリーが続いていく。 かなちゃんが無邪気にマイクに質問するのがいい。 どっちが奥さんなの?と聞いて、マイクは、そんなのはなく二人とも旦那さんなんだよ。と答える。 男と女が愛し合って結婚することが当たり前のように考えてしまっている自分がいることに気づきました。
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