ケインズと株式投資 の商品レビュー
ケインズを読んだことのない人(投資、経済の素人、私も含む)には、わかりやすく一読に値する。 「一般理論」は12章を読む。次に、10, 22章を読む。 購買力平価によって為替相場を判断する。「貨幣改革論」マビックック指数、スターバックス指数。 「蓋然性(probability)」と...
ケインズを読んだことのない人(投資、経済の素人、私も含む)には、わかりやすく一読に値する。 「一般理論」は12章を読む。次に、10, 22章を読む。 購買力平価によって為替相場を判断する。「貨幣改革論」マビックック指数、スターバックス指数。 「蓋然性(probability)」と「可能性(possibility)」の違いについて。確率を数字で表し、判断して、投資すること。(p135) トップダウンとボトムアップ方式。バブル期と深刻な不況期は、個別会社に着目したボトムアップ方式が有効。(p166) バフェットと似た投資。(p179)
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投資・トレードに役に立つかと思って購入したが、正直得るものはなかった。 感想としては、ケインズに対して新たに知れたというだけだった。
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ケインズの生い立ち、生涯と主に株式投資についてフォーカスを当てた本。よく言われる不況時の公共事業などの財政出動については、さほど触れられていない。 機関投資家として当時画期的な株式中心の投資をするなどさすがと思わせる点も多い。時代は異なるが、株式投資の参考になる点も。
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ニューディール政策の基となる理論を唱えた経済学者のケインズが株式投資にも精通していたことから投資についての視点からケインズの人物像や投資理論について書いた一冊。 ケインズの生い立ちから投資理論、経済学についてなど名前しか知らなかったケインズについて本書を読んで深く知ることができ...
ニューディール政策の基となる理論を唱えた経済学者のケインズが株式投資にも精通していたことから投資についての視点からケインズの人物像や投資理論について書いた一冊。 ケインズの生い立ちから投資理論、経済学についてなど名前しか知らなかったケインズについて本書を読んで深く知ることができました。 投機を行って失敗したところから立ち直った姿や短期投資から長期投資へのシフトや著名な投資家であるウォーレン・バフェットとの投資法の比較など投資面におけるケインズの姿や同じ経済学者のマーシャルやレカードなどとの比較や著者の経済学の考察も多く書かれていて、株式投資だけではなく、その根幹をなす経済学についても本書で深く学ぶことができました。 またケインズが投資を行っていた20世紀半ばでは現在ほど損益計算書について情報開示がされていない事実は驚きました。 第一次世界対戦やドイツや米国の恐慌など特異な時代というのはありますが、そんな時代を自身の経済学の見地をもって巨額の資産を築き、また運用も成功させたケインズの人柄や性格、そして投資に対する見解とあらゆる分野で卓越した成果を残したケインズのことを深く知りました。 また、利子率との相関性や蓋然性やアニマルスピリットを考慮した投資法などケインズならではの投資理論も今後の投資を行っていく上で参考にしたいと感じました。
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