月と茉莉花 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きなお話が終わってしまった、、、涙 哀しいです、寂しいです。 全三冊、とても素敵で心に響く物語りでした。 読み終えるのを勿体ないと思えるほどの作品にめぐり逢えることは滅多にないし、幸せなことです。 途中、月心という最愛の恋人がいるのに、皇太子として妃を迎える決意をした大牙を恨めしく思ったり、それを微笑んで見守る月心を私の方がもどかしく思ったこともありました。 あまりにも感情移入しすぎて、ページをめくるのが辛くなったりもしました。 しかし、二人の関係の結末を見届けたいという想いも強く、そろそろ今年も終わるということで、勇気を出して? 最後まで読み切りました。 最後、良かった。 二人の物語りの結末に添えられた数行の文章で、大牙は結局、月心を「女性」ということにして正妃に立てたのだと判りました。 同性の「男」である彼を正式な伴侶として日の当たる場所に置くには、性別を偽るしかなかったのですね。大牙の取った苦肉の策だったのでしょう。 でも、私はそれでも良いんじゃないかなと思いました。 逆に、彼がどれだけ月心を大切に思っているか、伝わってくるような気がしました。 物語りは月心という存在がいながら、別の女性を妃として娶るというところを中心に描かれていたので、読者としても辛かったけど、最終的に大牙が月心を「女性」として正妃に立てたというのなら―、ワガママな読者ですが、納得がいったというか、とても嬉しい終わり方でした! 素敵な作品―。 「あとがき」を読む限りでは、また続編の可能性もありそうなので、いつかまた素敵な二人に再会できることを楽しみにしています。
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嫌だ!!!妃をとるなんて嫌だーーーーー!!! あらすじで駄々をこねていた私はしかし、読み終えるころには「うんうん、大牙の妃はこのこの子しかいない」と心の底から納得していました。この子しかいません。大牙と月心のそばにいて笑っていられるのはこの子しかいません…… 三人でずっとしあわせ...
嫌だ!!!妃をとるなんて嫌だーーーーー!!! あらすじで駄々をこねていた私はしかし、読み終えるころには「うんうん、大牙の妃はこのこの子しかいない」と心の底から納得していました。この子しかいません。大牙と月心のそばにいて笑っていられるのはこの子しかいません…… 三人でずっとしあわせにいてほしい。本編のラストは泣けました。二人の后……泣けました。 シリーズ三冊を二日かけて一気読みしました。火烏がたまらなく好きです。火烏も、しあわせになれますように。みんなしあわせでありますように……すごく好きな本になりました。
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