化け札 の商品レビュー
大国に囲まれた真田昌幸が武田家の滅亡、天正壬午の乱を経て、領土をいかに守り生き残る姿が描かれている。表裏比興と言われようとジョーカー(化け札)として真田の価値を高める為、武田信玄にも認められた才能を発揮する。
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真田昌幸を扱う小説は数多くあるが、その中でも昌幸を見事に表現した名作と言えるでしょう。 信幸や信繁など息子たちには、ほとんど昌幸に焦点わ当てた事で、真田昌幸、実弟の真田信尹をうまく捉えている。真田信尹について、双子といい説を採用しているが、非常に面白い。ありうる話しであると思われ...
真田昌幸を扱う小説は数多くあるが、その中でも昌幸を見事に表現した名作と言えるでしょう。 信幸や信繁など息子たちには、ほとんど昌幸に焦点わ当てた事で、真田昌幸、実弟の真田信尹をうまく捉えている。真田信尹について、双子といい説を採用しているが、非常に面白い。ありうる話しであると思われる。真田信尹の生き様もまた素晴らしい。
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武田家滅亡から第一次上田城合戦までの真田昌幸の脂の乗りきっている濃密な2年間の物語。ジョーカー=化け札としてどんなカードにも変化し大大名を渡り歩き小国真田家の命脈を保つ昌幸の鬼謀。
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2019.5.8完了 読み飽きた真田家だがこの作家だったので読んでみた テンポ良くて不足はないかな 双子設定にも驚いた よし
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戦国時代の真田といえば、最近の大河ドラマもあって真田信繁=幸村が有名ですが、その父・真田昌幸の話。武田滅亡から小牧・長久手の戦い終結までの期間です。 上杉・北条・徳川と3大国の狭間に位置する真田。大国に挟まれた小国といえば、たいていは周囲の都合に振り回され押しつぶされていく、悲哀...
戦国時代の真田といえば、最近の大河ドラマもあって真田信繁=幸村が有名ですが、その父・真田昌幸の話。武田滅亡から小牧・長久手の戦い終結までの期間です。 上杉・北条・徳川と3大国の狭間に位置する真田。大国に挟まれた小国といえば、たいていは周囲の都合に振り回され押しつぶされていく、悲哀がお決まりの滅ぶお話になるのだけど、真田にその気配はみじんもなく。 小国ではあるけれど、パワーバランスの一翼として生き抜く道を選ぶ事で、確固たる自負を感じます。 実力が足りないうちは、風見鶏のように立ち回り、決戦となれば、隠していた実力を大いに示す。 クライマックスの上田合戦が痛快なのは、GIANT KILLINGそのものだから。 その武将としての実力を認められても、表裏者と謗られ侮られる真田昌幸。その根底に流れるのは、武田信玄への恩義・思慕の情があるから。 この隠した心意気が単純だけど、好人物でかっこいいです。
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