帝国憲法物語 の商品レビュー
憲法とは国でありその歴史であり、戦争そのものである。 江戸末期にあって、日本は不明のまま米国の暴力に屈したわけではなく、世界情勢を分析し、いろんな立場での諍いはあったが、みな、日本国を本気で案じていた。 そうして、日本が荒ぶる世界の中で生き残っていくために発見した歴史、その宣...
憲法とは国でありその歴史であり、戦争そのものである。 江戸末期にあって、日本は不明のまま米国の暴力に屈したわけではなく、世界情勢を分析し、いろんな立場での諍いはあったが、みな、日本国を本気で案じていた。 そうして、日本が荒ぶる世界の中で生き残っていくために発見した歴史、その宣言こそが、大日本帝国憲法であった。 それがまあ、いっぺん戦争に負け、「野蛮人」におしつけられた「憲法」をありがたく押しいただいて早幾星霜。 憲法議論すら俎上に上らせない一部勢力の声にも対抗できず、某東京大学教授の保身に惰性で乗り続けてここに至る。 なんかもう、悲しくなる。 倉山先生の本は、結構目を通しているんだが、毎度目鱗で、全然血肉になってないと感じる。頭悪すぎ。 日本とは何か。 我々が受け継いできたものは何か。 裔へ引き継いでいくものは何か。 そこをきちんと議論、共通認識にしないと、憲法の議論なんかできない。 高杉晋作格好良すぎ。 こないだ、高杉晋作史実とちゃうで本読んだばっかりなので、寧ろお目目キラキラ状態。
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おそらく100年たっても現憲法は一字一句変えられないだろう。ましてや70年前に戻って、大日本帝国憲法から現状にマッチした新憲法を国民の力で構築し直すことなんて夢のまた夢だろう。 そう考えると本書から読み取れるように、現状で必要な措置を解釈のみで実行していくことが、最も現実的なのか...
おそらく100年たっても現憲法は一字一句変えられないだろう。ましてや70年前に戻って、大日本帝国憲法から現状にマッチした新憲法を国民の力で構築し直すことなんて夢のまた夢だろう。 そう考えると本書から読み取れるように、現状で必要な措置を解釈のみで実行していくことが、最も現実的なのかもしれない。 研究者のエビデンスは納得できる良書だと思います。
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帝国憲法を作り上げた先人達の熱き想いが読み解ける本です。 憲法とは何ぞや?から解るので、改憲派も護憲派もぜひ読んで頂きたい。
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