祟り婿 の商品レビュー

輪渡颯介(著者)

2016/07/06

連助が恩人や大得意先の息子とかなら、未だ納得出来るけど
”そんな運命じゃ気の毒だ”で周りがあそこまで気を使わないと
いけないもんだろうか？

自分が太一郎贔屓だからと言う事を差し引いても、人から
助けられてるのに、それに気付かずドヤ顔をしてる様な
キャラは嫌い

2016/02/18

曰くつきの古道具が揃う皆塵堂で働き始めた連助は、幽霊や呪いの話をまったく信じていない。そのため同じ道具屋で、幽霊が見えるという太一郎のことを敵視している。ある日、質草を仕舞っている蔵から妙な音がするというので、皆塵堂の店主・伊平次らとその質屋に泊まることとなった連助。その音の正体は?そして連助が幽霊を信じないのも、ある祟りが…とぼけた笑いとあと引く怖さ。

2015/11/02

シリーズ5作目。

今回は、早死にすると言われている、“祟りの婿入り”が決まっているため、“何が何でも幽霊などの類を信じるわけにはいかない”と、頑なになっている連助が皆塵堂にやってきます。当然、幽霊が見えまくる太一郎とは相容れない訳で・・・。
太一郎が連助のために色々骨折ってあげていた事を、最後まで連助にわからせずに終わってしまうので、ちょいとモヤモヤ。

2015/10/11

2015.10.10

皆塵堂 シリーズ第5弾

今度の従業員は、
幽霊 呪い 祟り？そんな物は居ない！！
勘違いだ迷信だ！太一郎は嘘つきだ！
と完全現実派の 短命の呪いに掛かってる連助。

皆塵堂あげて怪異を見せないようにしながら(当の伊平次、峰吉は何もしないけど)連助の呪いを解く！！

• 碁石、玉石、わしゃもう負けん！！
• 衝立、板切れ、太一郎の気苦労(ｰ ｰ;)
• 巳之助のこれが現実
• ニセモノと絡みつく呪い
• 呪いは続くよどこまでも

次の巻で 連助がどう動くのか気になるな〜

2015/09/24

小道具屋皆塵堂シリーズ、５作目。

今作は幽霊の類を信じない連助という男が皆塵堂に居候。これまでの居候と違い、跳ねっ返りで強気な彼。幽霊が見える太一郎にいちいち絡もうとするところはあんまり好きじゃないけど、まぁ、シリーズの中にこういう居候が一人二人出てきてもいいかな。彼に対する最後の太一郎のささやかな復讐には笑っちゃった。太一郎を以てしても苦労した曰く品の始末のつけ方も、シリーズ作品らしくて良い。うってつけの人物がそんなところにいたなんて。既出のキャラを上手く活用していて、シリーズ読みには嬉しい演出。

2015/09/05

数ヶ月後に呪いで死ぬと言われている連助が押し掛け従業員になる。幽霊なんてないことを証明するために曰くのある皆塵堂に来たわけだが…
なんかこれまでの巻の方がおもしろかったな。連助があまり好きになれないからかな。

2015/09/04

皆塵堂シリーズ第5弾。
もう、久しぶりの知り合いに会うような
楽しみがある。
今回は、怪異を受付けない男が登場。
そういう人もいなくちゃね。
おもしろかった。

2017/11/09

曰くつきの家具類を扱う古道具屋皆塵堂。
お江戸の町の幽霊騒ぎを、
皆塵堂にまつわる人々と飼い猫たちが
ユーモラスに解決するシリーズ第四弾。

今回は皆塵堂に期限付きの手伝いとして雇われた連助を中心に
物語は展開する。
幽霊などいやしないと信じ切っている連助は
のれん分けされた実家の親元である六連屋へ
婿入りすることが決まっていた。
ところが、この六連屋はなにやら呪いがあるお店のようだった。
跡取りには娘しか生まれず、婿をとればその婿は早死にする。
一番番頭には男子しか生まれず、その長男は決まって優秀なので
代々六連屋の一番番頭を受け継ぐことになる、というのだ。

幽霊など信じない連助は
見えないものが見える太一郎が疎ましくてならない。
太一郎にしてもその気持ちがわかるので、
あまり連助のことはよく思わないが、
このまま六連屋に婿入りさせれば、即死ぬとわかっているので、
友人の魚屋巳之助とともに、
六連屋の謎ときに乗り出したのだった。

皆塵堂に努める連助を通して
幾つかの幽霊騒ぎやお店乗っ取り野望など
裏の悪事が描かれていた。

前回で巳之助の家に落ち着いた猫たちの様子も描かれていた。
無事に婿入りできた連助と競うように
猫たちの子供の話がラストにあり、
猫好きには「やっぱりこうなるのね」何て思える内容だった。

次作品は、巳之助の飼う5匹の猫たちに
倍以上の子猫が生まれ、
猫嫌いの太一郎にじゃれついて離れない様子が描かれることだろう。

想像するだけでおかしくなってきた。
次作品が待ち遠しい。

2016/01/12

L 古道具屋皆塵堂５

いつもは悩みを抱えた人が皆塵堂に来るのだけれど、今回は本人は全く気にしない（気にしないように努めている元気者）がメイン。
いつものメンバーが彼に怪奇現象を気づかれまいと躍起になるところが面白い。
猫たちや過去のあの人もみんな大集合。
シリーズ各巻で主役を張った人が今もちょこっと顔を出し、さらに今だからわかる彼らにまつわる話が出てきたりしてうまく繋がっている！
そこまで繋げる手腕に脱帽。無理やりじゃないんだよなぁ。
猫はみんな元気。

2015/06/18

古道具屋皆塵堂シリーズ。個人的にもっと評価されてもいいシリーズだと思ってます。
今回は「幽霊なんかをまったく信じてない連助」が皆塵堂にやってきた、というお話。そして今回も気持ちよく連作短編になっています。

一応はホラージャンルだったりするみたいですが、どっちかというとコメディよりの話展開だったりもするのでジャンルで毛嫌いしてる人にこそおすすめしたいですね。