ケッパレ松原さん!(01) の商品レビュー
全体的にバランスがいいな、と感じた四コマ漫画 あくまで、私の勝手なイメージに過ぎないが、集英社はあまり、四コマ漫画に力を入れていない印象があったので、ちょっとビックリしてしまった 絵柄は四コマ漫画に合っている、キャラも親近感が湧きやすい、一本一本の起承転結がしっかりとしていて一話...
全体的にバランスがいいな、と感じた四コマ漫画 あくまで、私の勝手なイメージに過ぎないが、集英社はあまり、四コマ漫画に力を入れていない印象があったので、ちょっとビックリしてしまった 絵柄は四コマ漫画に合っている、キャラも親近感が湧きやすい、一本一本の起承転結がしっかりとしていて一話がちゃんと纏まっている、ネタも学園コメディとして逸脱しすぎていない、オチも笑える 中々にレベルの高い四コマ漫画と言えるだろう 超天才の少年と、勉強が出来ないって意味で大馬鹿の少女を組み合わせるってのはベタ しかし、そのベタこそが、笑いの質を安定させるのだ 天才少年の魅力を引き出せるのはバカっ娘だけだし、逆に、バカっ娘の可愛さを損なわないのも天才少年のみ。この組み合わせは、黄金コンビ・・・いや、カップルだろう 羽伊木といはるちゃんの関係性が、クラスメイトから友人、友人から恋人未満に徐々に変わっていく過程が、これまた、学園コメディらしいテンポで読みやすい 自他共に認める天才少年・羽伊木が、純真ないはるちゃんの言動に振り回され、人間らしさ、少年らしさ、学生らしさを顔に出していくトコには、ニマニマしてしまう また、いはるちゃんの最大の魅力こそが、自分の学習能力の圧倒的、壊滅的、絶望的の三拍子が重なる低さに不貞腐れたりなどせず、前向きに頑張り、必死に努力し、ちょっとずつだが目に見える結果を出していくトコだろう そんないはるちゃんを色んな意味で可愛がる阿波さん、羽伊木に惚れちゃうベアトリスちゃんも、イイ個性の持ち主で、作品のバランスを保つのに一役を買っているが、一読み手としては、もっと面白くなる事を望む 2巻を更に面白くするために必要な事、それはやはり、定番だが新キャラだろう 今んとこ、この『ケッパレ、松原さん!』の主要メンバーは羽伊木、いはるちゃん、阿波さん、ベアトリスちゃんの四人 あえて、ここは男子キャラ投入が一番だろうか? 学園コメディに必要なキャラと言えば、やっぱり、不良キャラ。夢を叶える為に生活態度を一変させ、羽伊木に勉強を教えてくれ、と土下座する度量があり、身体能力も勉学の揮わなさに反して運動神経がズバ抜けているいはるちゃんに劣らない、ワイルドイケメン系の元ヤンが登場したらグッと来るな この台詞を引用に選んだのは、どポジティブで、自己嫌悪に走っても後ろ向きにはならず、何度でも復活するいはるちゃんの、人を元気にする才能を強く感じたので。学校の勉強がてんでダメっつー、最難の問題と障害さえ目を瞑れば、彼女は幼稚園の先生に、確かに向いている
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