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家族計画 の商品レビュー

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2021/10/03

テーマは社会的なニーズと制度整備の狭間を切り取っている一方で、登場人物は「先進的」な人物も含めて旧世代的な価値観の枠内での先進性(のイメージ)に留まっているように感じた。 結果として、物語の進み方や結末も旧世代的であることに違和感はないが、私個人の価値観や期待とは異なっており残念...

テーマは社会的なニーズと制度整備の狭間を切り取っている一方で、登場人物は「先進的」な人物も含めて旧世代的な価値観の枠内での先進性(のイメージ)に留まっているように感じた。 結果として、物語の進み方や結末も旧世代的であることに違和感はないが、私個人の価値観や期待とは異なっており残念。

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2019/08/02

・途中まで興味深く読んでいたけれど、最後の話の急展開の仕方があまり受け入れられなかった・・(内容的に)。 ・この本で取り上げられた、生殖医療や妊娠出産についての女性を取り巻く課題は、フィクションではなく、現在進行形のものだと思う。 翔子がしたようなことと同じような提案が近々され...

・途中まで興味深く読んでいたけれど、最後の話の急展開の仕方があまり受け入れられなかった・・(内容的に)。 ・この本で取り上げられた、生殖医療や妊娠出産についての女性を取り巻く課題は、フィクションではなく、現在進行形のものだと思う。 翔子がしたようなことと同じような提案が近々されてもおかしくないし、すでにそういうことをしている人ももしかしたらいるのかもしれない。 自分も時折そう思うけれど、現代女性(特に働く女性)にとっては、妊娠出産の在り方が、旧来的な方法、考え方では対応しきれなくなっている。 だからといって、今の医療技術でできることすべてが認められてもよいとは言えないけれど、何らかの形で認めていかなくては、少子化の問題は一向に解決できないところまで来ていると思う。 この本で書かれている内容は、決して非現実的なものではないのだ。

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2018/07/19

96突拍子ない話でもないかな。でも規制緩和で破壊された文化を想うと保守では無いけど一概に賛成できないよね。

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2015/07/31
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【ネタバレ】離婚のトラウマで夫は要らないけど子供が欲しいという30代前半の女性弁護士に子作り協力をお願いされた44歳大学教授のお話。主人公が様々な人達に翻弄される様は確かに面白いのですが、中途半端な結末にはがっかりです。問いを投げかけるのであれば、作者なりの解を用意しておいて欲しいものです。

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2015/07/12
  • ネタバレ

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選択的シングルマザーがテーマの小説。 結婚を避けて、わざわざシングルマザーになる女性に感情移入するのは難しい。ましてやこのヒロイン、既に過去の結婚で出来た子どもがいて、2人目の子どもを欲しがってるんです。1人子どもがいるのにどうして? バリキャリで財力に余裕があるなら、卵子の冷凍保存をしておいて、考える時間を少し伸ばしたっていい。あせって子どもを欲しがるわけがわかりません。 まあ、でも、動機に共感はできないけれど、ヒロインは子作りのためだけのパートナーを急いで探すんですね。 白羽の矢が立ったのは、大学教授(法学)で妻と大学生の娘がいる男。嫌なら断ればいいのに、すっぱり断らずに、ヒロインとしてみたいことが何か、バレバレです。妻が何というかなんて「悩んでる振り」して嫌な男。 小説の大半を悩むことに費やして、結果は××××。選択的シングルマザーって、男にとっては棚ボタの夢のようです。

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2015/06/22
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 選択的シングルマザーの啓発本と思いきや、落とし処はごく普通の男と女の顛末。  一夫一婦制が文化人類学の視点からは普遍性がないのは自明であるけれど、己がなかで感情脳と論理脳とを完全に峻別し操作できるわけではないのも事実。選択的シングルマザーの理屈は所詮は机上の空論だ。  選択的シングルマザー:自らの意志で非婚で出産し、1人で子どもを育てることを決めた女性。SMC(Single Mother by Choice)。 (内容紹介) 「今は、ダンナはいらない。でも、子供はすぐ欲しい」 なぜ、結婚相手は選べても、子作りのパートナーは自由に選べないのか。 女の自立か、身勝手か? 女にとっての男とは? 夫婦とは? 親子とは?  私とセックスして子供を作って欲しいんです――妻子ある44歳の大学教授が、10歳近く歳下の女性弁護士から持ちかけられた相談。バリバリ仕事をこなす彼女は結婚に失敗したシングルマザー。「男性に煩わされることなく、もう一人子供が欲しい」  内閣府の検討会メンバーの二人はやがて、主宰する大臣が政治的野心で進める選択的シングルマザー計画の俎上に載せられ、国の少子化対策のシンボル的役割を担わされるのだが…… 「翔子ちゃん自身にとって、本当に男の人は必要ないの? 最初の結婚で懲りたというけど、自分を受け止めてくれる男性を探し出したいとは考えないのかい?」 「考えなくもないですが、心の底からそう思えるようになるのはまだ先になりそうな気がします。そのうちに子供を産める年齢が過ぎてしまうことが怖いんです。ですから私としては、まずはもう一人子供を作って、そのあとゆっくり恋人探しをすればいいかと」

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2015/05/26
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うーん・・・ 翔子の気持ちもわからんでもないけど シングルでの出産は 翔子のようなバリキャリでも 足元は危ないもんなんだなー と実感★ いつどうなるかわかんない この世の中。。 少子化も改善されんだろな。 つか、このような どうにななるなら産まないって 思うのがいかんだろうけどな。

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2015/05/18

家族というテーマは、私にとってとても身近なので、ある意味興味本位で読み始めたが、読んでいる途中で少し苦しくなってきた。 最初は、翔子の考えに同調する点もあったのだが、種馬のごとく扱われる男性側の気持ちを考えたとき、こんな方法での子作りはやはり難しいんだろうと思う。 心と身体は、切...

家族というテーマは、私にとってとても身近なので、ある意味興味本位で読み始めたが、読んでいる途中で少し苦しくなってきた。 最初は、翔子の考えに同調する点もあったのだが、種馬のごとく扱われる男性側の気持ちを考えたとき、こんな方法での子作りはやはり難しいんだろうと思う。 心と身体は、切り離せるようで、切り離せないようで難しい。そこに、子供という要素が入ってきたとき、女性としての切なる願いに共感できる部分と、とても考えさせられる部分があった。

Posted byブクログ