台湾人と日本精神 新装版 の商品レビュー
日本統治時代を知る台湾人による遺言的歴史の記録。 歴史は後世の主力な人達によって作られがちであるが、自虐的歴史感を植え付けられた今の日本人にとってこの証言は驚くべき内容。かつての日本人には精神性の高い方々がいらっしゃったのだなと考えさせられる。 また、同時に暗黒の時代をようやく...
日本統治時代を知る台湾人による遺言的歴史の記録。 歴史は後世の主力な人達によって作られがちであるが、自虐的歴史感を植え付けられた今の日本人にとってこの証言は驚くべき内容。かつての日本人には精神性の高い方々がいらっしゃったのだなと考えさせられる。 また、同時に暗黒の時代をようやく過ぎて新たな国を作ろうとする台湾の様子も伺える。 この本が出てから10年近く経ち、世代も変わっているが、こうして本として残っていることは貴重。
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某氏の講演会で「日本精神(リップンチェンシン)」という言葉や本著を知り手に取った。既に講演会で台湾の話は結構聴いていたので、目新しい事はあまり無かったが、台湾人であり元日本人でもある著者の言葉として読めた事が感慨深い。香港に続き、台湾、そして尖閣へと中国の脅威が迫っている今、先人...
某氏の講演会で「日本精神(リップンチェンシン)」という言葉や本著を知り手に取った。既に講演会で台湾の話は結構聴いていたので、目新しい事はあまり無かったが、台湾人であり元日本人でもある著者の言葉として読めた事が感慨深い。香港に続き、台湾、そして尖閣へと中国の脅威が迫っている今、先人たちに倣い「日本精神」を胸に毅然たる姿勢で立ち向かわなければいけない。その為には正しい歴史を知り、日本を愛し、自信と誇りを持たなければいけない。著者がガイド役を務め、司馬遼太郎が書いた『台湾紀行』も長く積んでいるので近々読もう。
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元日本人の親日台湾人の書。司馬遼太郎との交流など現代についての記述は著者としては必要だったのだろうが、個人的にはどうでもよかった。しかし日本統治時代の台湾人の記録というだけでも貴重。多くの人に読んでもらいたい。
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日本統治時代に生まれた台湾の「愛日派」実業家が書いた本で、14年ぶりの復刊とのこと。統治期後期の台湾の様子や終戦前後に滞在した日本での混乱の様子を詳細に書いた第2・3章、戦後直後の台湾の悲劇を描いた4章は読みごたえあったけど、客観的ではあってもやや日本を贔屓しすぎるかな、と思った...
日本統治時代に生まれた台湾の「愛日派」実業家が書いた本で、14年ぶりの復刊とのこと。統治期後期の台湾の様子や終戦前後に滞在した日本での混乱の様子を詳細に書いた第2・3章、戦後直後の台湾の悲劇を描いた4章は読みごたえあったけど、客観的ではあってもやや日本を贔屓しすぎるかな、と思った次第。断りこそ入れてあるけど、国民党と大陸への恨みはかなり大きくて、もう少し冷静になってくれてもと思ったが、それだけ苦難を味わったということはわかるし。こういう考えもまたある、と受け止めた。あと、入国禁止騒ぎを起こした某漫画家についてのことは、あえてノーコメントで。
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