諌早菖蒲日記・落城記 の商品レビュー
「諫早菖蒲日記」・「花火」を読み終えました。傑作だと思います。動乱の時代の片田舎に生きる15歳の少女の日記でした。父は小藩の砲術師範、仲間(ちゅうげん)の吉爺、女中のとら、聡明な母。 生き生きと生きている少女志津の姿が目に浮かぶ作品でした。淡々と日常が描かれていて、一日一日の...
「諫早菖蒲日記」・「花火」を読み終えました。傑作だと思います。動乱の時代の片田舎に生きる15歳の少女の日記でした。父は小藩の砲術師範、仲間(ちゅうげん)の吉爺、女中のとら、聡明な母。 生き生きと生きている少女志津の姿が目に浮かぶ作品でした。淡々と日常が描かれていて、一日一日の時間がながれていきます。いってしまえば、ただそれだけの物語ですが、ここには、忘れられつつある大切なものがあるのではないでしょうか。
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