番 つがい の商品レビュー
江戸を舞台にした時代物ケモ耳ファンタジーです。 ファンタジーの妖しい魅力たっぷりなのは、さすが丸木センセと思わせるところです。そして意外にもほのぼの甘い仕上がりになっていました。 武士で剣豪の数馬×無邪気な妖狐の鈴。 時代背景や周辺の様子が目に浮かぶようで、読んでいて楽しかった...
江戸を舞台にした時代物ケモ耳ファンタジーです。 ファンタジーの妖しい魅力たっぷりなのは、さすが丸木センセと思わせるところです。そして意外にもほのぼの甘い仕上がりになっていました。 武士で剣豪の数馬×無邪気な妖狐の鈴。 時代背景や周辺の様子が目に浮かぶようで、読んでいて楽しかったです。街の賑やかさとか、おいしそうな江戸の食文化とか、流行りとかに興味津々にさせられました。 数馬と鈴が出会ったのも桜餅がきっかけですww 鈴にすっかりメロメロになってしまったくせに、手を出してはいけないと紳士…というか武士らしくやせ我慢をする数馬の態度がすごく微笑ましかったです。なのに、ぜんぜんわかってない鈴は甘えたり無自覚に誘ってきたりして数馬の理性がギリギリ状態に…! 鈴のことをとても大事に愛しく思っているのが伝わってきました。 鈴もまた数馬のことがすごく好きなんですよね。わんぱくで食いしん坊で元気がいい鈴は子供だなと思わせるけれど、妖狐らしく開けっ広げな欲情を晒したり天真爛漫に誘ったり、エロ的にも魅力がある子です。 3回も拉致誘拐されてしまっただけのことはありますね~ Hシーンは丸木センセらしさ全開のエロエロで、とても楽しめました。 ストーリー的にもさらわれた鈴を命をはって取り戻そうとする数馬の姿にハートを鷲づかみされてしまったり、鈴のブラコン?お兄ちゃんの葉やお殿様の信綱の動向にドキドキさせられたり、退屈するヒマもありませんでした! 胸が熱くなるラストシーンもよかったです。後味の良いストーリーでした。
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