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ゲーマーはもっと経営者を目指すべき! の商品レビュー

4.6

7件のお客様レビュー

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2023/09/16

出てくる人たちは、若いときに一見無駄に見える時間を費やしており、それが成功体験(?)となって結果的にいい方向に転換した人たちだなと感じた。 今はタイパに比重が置かれており、答えがあるのかもわからないことにどっぷり手間暇をかけることがなくなっているが、おいおいスケールするのは一つの...

出てくる人たちは、若いときに一見無駄に見える時間を費やしており、それが成功体験(?)となって結果的にいい方向に転換した人たちだなと感じた。 今はタイパに比重が置かれており、答えがあるのかもわからないことにどっぷり手間暇をかけることがなくなっているが、おいおいスケールするのは一つのことに没頭できる能力なんだなと感じる。 聞き手となるインタビュアーや編集がうまく、分厚い本だがスイスイ読めてしまう。良い本だった。 紙面でスキップされていた任天堂の岩田氏の記事とその後の特別編は、まだインターネットで読めます。

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2018/12/03

現カドカワ代表取締役社長の川上量生氏が4Gamer.netの企画で行った対談本。ニコニコ動画の業績が良かった時代の記事なので、やや調子に乗った発言が目立つが、それも含めて味わい深い。 ゲーム経験は経営(ビジネス)において役に立つか、という切り口で語られており、対談相手となってい...

現カドカワ代表取締役社長の川上量生氏が4Gamer.netの企画で行った対談本。ニコニコ動画の業績が良かった時代の記事なので、やや調子に乗った発言が目立つが、それも含めて味わい深い。 ゲーム経験は経営(ビジネス)において役に立つか、という切り口で語られており、対談相手となっている著名人のゲーム遍歴が語られる。ゲームについての話題は共感できる話もあるし、ピンとこない話もあるが、これは読み手の世代によるものだろう。むしろ対談のテーマから外れた、ゲームと無関係な話題のほうが総じて面白かった。 ネットビジネスにおける人間と機械(AIなど)の戦いは、確実に人間側が負けるが、最後までその流れに抗いたい、人間らしいコンテンツを作りたいという川上氏の主張は悪くないと思う。現実にニコニコ動画が、資本の力によって敗勢に追い込まれつつある現状を思うといっそう感慨がある。

Posted byブクログ

2017/07/31

川上さんが語る話は深く多岐にわたり大変面白い。もう明日から経営に使える知識の宝庫という感じ。ただ、その話の展開にインタビューアーさんがついて行ってない箇所も一部あり、若干食い足りない部分もあるのも事実。ただ、川上さんの発想力は半端ないので、ついて行ける人って、そんなにいないんだろ...

川上さんが語る話は深く多岐にわたり大変面白い。もう明日から経営に使える知識の宝庫という感じ。ただ、その話の展開にインタビューアーさんがついて行ってない箇所も一部あり、若干食い足りない部分もあるのも事実。ただ、川上さんの発想力は半端ないので、ついて行ける人って、そんなにいないんだろうな、とも思う。あのインタビュアーさんだからこそ、ここまでの内容に構築できたという印象もある。

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2016/09/12

ニコニコ動画やニコニコ超会議を手掛けるドワンゴの社長川上量生へのインタビュー。ゲーマーは実は頭がよいのでリアルで経営者を目指すべき、というところからスタートし、ゲーム好きな著名人(角川書店社長、棋士谷川浩司氏など)や、ドワンゴのニコニコ超会議スタッフなどを交え、話題は多岐に渡る。...

ニコニコ動画やニコニコ超会議を手掛けるドワンゴの社長川上量生へのインタビュー。ゲーマーは実は頭がよいのでリアルで経営者を目指すべき、というところからスタートし、ゲーム好きな著名人(角川書店社長、棋士谷川浩司氏など)や、ドワンゴのニコニコ超会議スタッフなどを交え、話題は多岐に渡る。川上氏の豪快な人柄が面白く、ネット業界の熱さと勢いが伝わってきた。

Posted byブクログ

2019/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引用しまくってますけど、大好きな本だな。名字にも親近感があるし。サービスの作り方のところの科学反応式もすごい。しかも今読んでいるエピジェネティクスの考えとおんなじじゃん!久しぶりの会心のシンクロニシティ

Posted byブクログ

2015/09/18

 ゲーム、ネット関連ビジネスがいかに一部の集まりで運営されているかという事がよくわかる。無理矢理でも一つに集約させようとすればできてしまうところが怖い。

Posted byブクログ

2022/06/01

すごく面白い本だった。こんなの久しぶり。 ただ、読む人を選ぶ、かもしれない。楽屋落ち的雰囲気もプンプン漂ってくる。 僕は、いまでこそゲーマーではないけれど、かつて廃ゲーマーだった暗い過去がある。だけど別に、ゲーマーうんぬんがこの本の骨子ではない。だって、ゲームの本、という...

すごく面白い本だった。こんなの久しぶり。 ただ、読む人を選ぶ、かもしれない。楽屋落ち的雰囲気もプンプン漂ってくる。 僕は、いまでこそゲーマーではないけれど、かつて廃ゲーマーだった暗い過去がある。だけど別に、ゲーマーうんぬんがこの本の骨子ではない。だって、ゲームの本、というと売れないから、経営者とかなんとか適当な事をつけてしまおう、みたいな感じだし。 そもそも、ドワンゴという会社は、楽して儲けたい、そのためにどうやったらいいか、と一生懸命考えていたら、まともな会社になってしまっていた、というような脱力ぶり。それでいて考え方はロジカルだ。でも書いてあることにはオタク的予備知識も必要だから、ついてこれない人を出すだろう。 いろんな人をゲストに迎えて好き勝手に話すコーナーもある。気鋭のジャーナリスト、的に扱われる津田大介も、かつては廃ゲーマーだったそうだが、「津田さんには世の中にもの申す四角はないんだってことがね、とてもよく分りました」で締めてしまうような恐ろしい対談だ。でもなんか元気が出た。 そんな内輪ネタっぽい話ばかりではない。事業の立ち上げかた、「触媒」を探すこと、弱みと強みの使い方、たしかに「経営者をめざすべき」話も多い。 というわけで、万人にはまったく勧めないけれど、少しでもフックすると思ったら読んで間違いなし。そんなアナタはきっと幸せ者だ。

Posted byブクログ