風と共に去りぬ(第3巻) の商品レビュー
名脇役、フォンテインの祖母さま、登場!? この小説の魅力のひとつは、本音ばりばりのスカーレットの心の声。それと、レットとのやりとりも、スリリングなのにどこかに甘い香がして、なかなか。アシュリとのやりとりは、ぼちぼち。 出番はあまりないけど、私は、フォンテインの祖母さまとの会話...
名脇役、フォンテインの祖母さま、登場!? この小説の魅力のひとつは、本音ばりばりのスカーレットの心の声。それと、レットとのやりとりも、スリリングなのにどこかに甘い香がして、なかなか。アシュリとのやりとりは、ぼちぼち。 出番はあまりないけど、私は、フォンテインの祖母さまとの会話も、かなり好き。人生の荒波を乗り越えて、晩年を迎えた女性の目を通して、スカーレットや描かれている時代を見てみる。 この巻の終わりあたりで、ほんとうに久しぶりに舞踏会に出たスカーレットが、自分と同じような苦境にあるはずの人たちが、戦前と同じように振舞おうとする姿を見て、自分はそうはなれないと感じる。彼女の彼女らしさと、孤独がにじみ出ていて、隠れた名シーンだと思います。
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苦しみは、戦争が終わってからやってくる。多くを失ったスカーレットは、まだまだ奪われ続ける。本当の戦いはこれから…。 戦争が終わって、人々の心がおかしくなっているのがよくわかる。 戦争が人々の仮面を剥がしていく。 戦争が、人間の本当の顔をあらわにする。 スカーレットももっと素直になっていくのかな。
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2015年12月31日読了。 いや、ここまでスカーレットが苦労してるとは知らなかった。 お嬢様育ちだけど、男性とのやりとりも計算尽くだった彼女だから、他のお嬢様達とは違って色々頭が回るのかな〜。
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敗戦を迎えて少しトーンダウンする3巻。アシュリーには、スカーレットに対してずっと振り向かないキャラでいて欲しかったんだが...。しかし、冷静に考えると妹の婚約者を騙し取ろうとするのもそうだけど、スカーレットってとんでもない悪女だよなぁ。あと、現実主義者なのにタラという土地にだけは...
敗戦を迎えて少しトーンダウンする3巻。アシュリーには、スカーレットに対してずっと振り向かないキャラでいて欲しかったんだが...。しかし、冷静に考えると妹の婚約者を騙し取ろうとするのもそうだけど、スカーレットってとんでもない悪女だよなぁ。あと、現実主義者なのにタラという土地にだけは固執するのが、アイルランドの血が混じってる証拠なんだろうなぁ。
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