20代で隠居 の商品レビュー
かなり面白い。 隠居とは良く言ったものだと関心。 最小限に働き(日本で生活するにはお金が必要)自分の生き方を最優先するために時間・人間関係・そして心の持ち方等も含めて削ぎ落としいく。 それがお仕着せでもなく淡々と(まさに隠居)書かれている様はとても心地よく一気に読んでしまう。 生...
かなり面白い。 隠居とは良く言ったものだと関心。 最小限に働き(日本で生活するにはお金が必要)自分の生き方を最優先するために時間・人間関係・そして心の持ち方等も含めて削ぎ落としいく。 それがお仕着せでもなく淡々と(まさに隠居)書かれている様はとても心地よく一気に読んでしまう。 生活にメリハリがありそれは食生活・人間関係にも反映されているし本人が生きたいと思えば世界一周旅行も難なくやってしまう。 世間体や憂さ和話等に取られること無く、立ち止まって自分を見つめる姿勢=誰の為に働いているのは?誰の為の時間か?誰為の人生か?みたいなことを淡々とそしてユーモアも交えて書かれている。 とても興味深い内容でしかもお仕着せでない 彼のキャラクターなんだと思うけれど 一読の価値 大いにありの一冊。出会えて良かったー!と思える一冊☆本当に良かった!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東京郊外月の生活費7万円、週2日の労働生活を実践している著者の、日常生活とそこにたどり着くまでの内容が書かれた本。 「今日何ができるか」ではなく、「今日は何をしなくていいのか」という、「しないこと」という消去法で人生を考えているというのが、著者の生き方のベースとなっている。 自己啓発系の本に多いのは、どちらかというと「何ができるのか」という加算で人生を考えるやり方で、この方法だと人によってはかなり息切れし疲労すると思う。そのような人にとっては、消去法での考え方は非常に楽だし、省エネルギーな生き方なので心にも体にも余裕が生まれる。 しかし、加算法がいいのか、消去法がいいのか、はあくまでその人のエネルギーの具合によるので、常に刺激を求めて動き続けていないと生きた心地がしないという人には、この著者のような生き方は逆に辛いのではないだろうか。 あくまでも、生き方の一つとして、こんな選択肢もあるんだな、位の心の保険的に読むのがいいのではないか。 ブラック企業にお勤めの方には、精神的に追いつめられて命を絶つ前に是非呼んでもらいたい。過労死なんてしてたまるか、馬鹿らしい、そう思えてくる。
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「ハタチ過ぎたら人生引き算」という境地に達するのは中々難しいとは思うが、ブラック企業で酷使されてるぐらいなら「お金がないと自由になれないなんて、超不自由!」と開き直って、ラクに生きる選択肢もあるという事を示している。 考え方次第で、年収100万で十分生きてはいけるとは思う。が、実...
「ハタチ過ぎたら人生引き算」という境地に達するのは中々難しいとは思うが、ブラック企業で酷使されてるぐらいなら「お金がないと自由になれないなんて、超不自由!」と開き直って、ラクに生きる選択肢もあるという事を示している。 考え方次第で、年収100万で十分生きてはいけるとは思う。が、実際には40ぐらいまで効率よく働いて、ある程度稼いでから、その後の人生は引き算的にセミリタイアが理想だろうな。50じゃちょっと遅いし、60じゃ遅過ぎる。いつ死んでもオカシクないし。
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悪くない生活だと思った。「りんご100%ジュースにしょうがのすりおろしとシナモンパウダーをかけてレンジでチン」を今度やってみる。
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文体からのんびりした人柄がにじみ出てていい感じ。今サラリーマンの人も就活生の人も、実際に真似することはなくても、こういう選択肢を持つこと自体が精神安定剤の役割を果たすのでは。
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先日、大原扁理さんの「20代で隠居 週休5日の快適生活」を読みました。 読むきっかけとしては、もともと、日本一有名なニート(今現在は、ニートというより、文筆業といった感じ)のphaさんに興味があって(「ニートの歩き方」は以前に読みました)、そのphaさんがこの本を紹介していて(...
先日、大原扁理さんの「20代で隠居 週休5日の快適生活」を読みました。 読むきっかけとしては、もともと、日本一有名なニート(今現在は、ニートというより、文筆業といった感じ)のphaさんに興味があって(「ニートの歩き方」は以前に読みました)、そのphaさんがこの本を紹介していて(本の帯も書いているみたいです)、それで読んでみました。 読んだ感じ、phaさんと価値観が似てるところがあるけど、phaさんより、大原扁理さんのほうが、孤独を愛するタイプなのかなあといった印象を受けました(とはいえ、少ないけど、仲良くしてる友人はいると、本の中で書いてはいますが・・・)。 phaさんや大原扁理さんに共通する価値観を、かなり雑に大雑把にまとめてみると、日々仕事に追われて忙しいのも嫌だし、出世や結婚や贅沢な暮らしにも興味がないから、できるだけ労働時間は減らして、最低限の収入で、マイ・ペースに楽しく暮らしていこうってことだと思うんですね(ほんとに雑にまとめたので、細かいところは間違ってるかも・・・)。 で、phaさんや大原扁理さんのように、ニートになったり、隠居するのは極端かもしれないけど、でも、こういう価値観の人って、これから若い人たちの間で増えてくんじゃないかなあと思ったりしました(上の世代の人たちには、受け入れられないかもしれませんが・・・)。
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ささやかな暮らしで十分な人たちは、きっと昔から一定多数いたと思う。でも、そういう少数派の人たちでも情報発信できるようになり、本として読めるようになったことがすばらしい。共感できるかどうかは別の話。
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タイトルだけ見ると、若くして成功して引退したイメージがありましたが、実際はそのような話ではなく。この先は読んでみて頂きたいと思います。 ただ、世間で当たり前と思われている事を、ちょっと立ち止まって振り返ってみる。そして、本当にそれが自分に合っているのか。あまりに、考えずに流され...
タイトルだけ見ると、若くして成功して引退したイメージがありましたが、実際はそのような話ではなく。この先は読んでみて頂きたいと思います。 ただ、世間で当たり前と思われている事を、ちょっと立ち止まって振り返ってみる。そして、本当にそれが自分に合っているのか。あまりに、考えずに流されることへの警鐘も感じられます。 著者のように、実際に行動に移してみて、そこで得たものが何か。ただ、やらないよりやる方が良かった印象を感じます。
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大原扁理『20代で隠居 週休5日の快適生活』(2015,K&Bパブリッシャーズ) ミニマムライフを送る若きご隠居の暮らし。 高校卒業後、特にやりたいこともなかった著者は3年間の引きこもり生活で豊かな読書ライフを送る。そんな中、旅行記に触発されて単身バックパッカーとなり...
大原扁理『20代で隠居 週休5日の快適生活』(2015,K&Bパブリッシャーズ) ミニマムライフを送る若きご隠居の暮らし。 高校卒業後、特にやりたいこともなかった著者は3年間の引きこもり生活で豊かな読書ライフを送る。そんな中、旅行記に触発されて単身バックパッカーとなりロンドンでアルバイト生活をするうちに「これでも生きていけるんじゃん」と画期的な気づきを得る。 「ちゃんとした会社→結婚→子育て」の呪縛に囚われた地元を捨て、一人上京。都心でアルバイト生活に入るも、過剰なサービス水準、労働量に耐えかね多摩の安アパートに移り生活費を圧縮。 自炊と野草採取により、月々7万円での一人暮らしを実現した著者は「隠居」を自称するに至る。 (実態は週2でアルバイトするフリーター) 生活費を減らせば、余分な労働をしなくてもいい! この気付きは独立系ニート業界では広く知られるところです。 【本文より】 ◯(自炊について)毎日やらなきゃならないのですから、できるだけ手間をかけない。心を込めない。こういうのは、とことん手抜きしたほうがいいのです。 ◯このボロアパートに引っ越したら、今より家賃がいくら下がるかな〜。そしたらもっと働かなくてもよくなるな〜。とか考えながら歩くのが楽しいです。 ◯5円チョコが嬉しかった時代のことを忘れないためにも、これからも自分のために買うことはないでしょう。 ◯何もないっていうのは、大きな喜びもないかわりに、そんなにつらいこともなく、毎日淡々とゆるやかに笑っていられる生活です。 ◯「今日何ができるか」と考えるよりも、「何はしなくてもいいか」と消去法で考えてみたほうが早いのかもしれない。 ◯生活レベルをぐんぐん落とす
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一週間に二日は介護の仕事をして現金収入を得ているそうです。だから「ひきこもり」とはちょっと違う。 必要な分だけ稼げばいいという、この著者みたいな人が増えれば、ワークシェアリングが進むだろうと思います。 美食やブランドの被服、大きな家(または都心の小さな家)と自家用車を求めなければ...
一週間に二日は介護の仕事をして現金収入を得ているそうです。だから「ひきこもり」とはちょっと違う。 必要な分だけ稼げばいいという、この著者みたいな人が増えれば、ワークシェアリングが進むだろうと思います。 美食やブランドの被服、大きな家(または都心の小さな家)と自家用車を求めなければ、ローンに追われることはない、という当たり前のことにも思い当たります。 食べられる草は食べようとか、デートの前だけ肉を食べようとか、オーガニックな食品が食べたいけどあまり高いならあきらめるとか、自分の趣味で選びとった生活を、修行ではなく楽に過ごす様子が新鮮です。
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