LIFE の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校サッカー部のチームメイトだった3人。ひとりはプロサッカー選手、ひとりは警察官、ひとりは反社と関わりのある賭博組織の仲介。長らく離れていた3人の人生がもう一度絡み合う話。 読了感が良かった。すっきりしているようで少し切ない。これでよかったんだよなあ感が好きです。 一方で、物語終盤、スピード感があるといえば聞こえはいいが、打ち切りが決まった漫画が無理やり話をまとめようとしているとでもいうのだろうか、少し雑さを感じる。特に修平の母とかは何がしたかったのかよくわからなかった。 本城氏の作品は初めて読んだのだが、ほかの方々のレビューを読んでいると氏の本領はこんなものではないようだ。氏のほかの作品も読んでみたい。
Posted by
サッカーの試合描写がうまい。ゲームが見えるようでした。スポーツ新聞記者から転身した作者ならではだと感心しました。 幼なじみ同士の3人の男にスポットを当て、それぞれが人生を賭け、互いに絡みあう過去の清算へと舵を切る姿を描いていくというのがメインストーリー。本城雅人さんお得意の...
サッカーの試合描写がうまい。ゲームが見えるようでした。スポーツ新聞記者から転身した作者ならではだと感心しました。 幼なじみ同士の3人の男にスポットを当て、それぞれが人生を賭け、互いに絡みあう過去の清算へと舵を切る姿を描いていくというのがメインストーリー。本城雅人さんお得意の展開です。 筋立てに無理がなく安定感のある文章が本城さんのウリなのですが、今回やや気になるところがありました。 まず、高校サッカー ( 特に試合中の事故 ) という共通項で結ばれる3人とはいえ、余命宣告を受けた文雄以外の2人まで現在の立場を擲つほどの行動に出られるものだろうかというところ。そこに違和感を覚えました。 また、主人公のひとり、靖春の描写が物足りないため、作品全体の魅力に乏しくなっているように思います。 本城さんの緻密で堅実な作風を敬愛している身としては、今回の作品については少し残念な気持ちが拭えませんでした。
Posted by
話の発想とすじは面白い。でも場面場面の表現はいいけど、小説の流れがすこし平面的と言ったら厳しいかなぁ。読んでいて先が予想できてこの先はどうなるのという、ひきつけ感がない。まぁ読者のわがままかもしれないけど。
Posted by
幼い時代のサッカー仲間3人が大人になり、それぞれの人生を生き様。プロサッカー、刑事、ヤクザ、自殺した彼女の仇をうつ。闇社会ならではの結末は こんなもんだろう、、 男意地かこだわりか、語れる生き様を過ごしたい。
Posted by
本城さんといえば、スポーツとミステリーやサスペンスの融合が面白いと思いますが、今作は両者が交わらずに平行線を辿ったままという感じでした。
Posted by
邪魔せずに復讐させてやったら良いのに…と思いながら読んでいました。 そこまでダレることなく最後まで読めました。
Posted by
- 1