ようするに、怪異ではない。 の商品レビュー
何でもかんでも妖怪のせいにする先輩と、それを否定して実証する男の子のお話し 米澤穂信の古典部シリーズに京極夏彦の百鬼夜行シリーズをかなり希釈させてまぜると出来上がり 読み口も完全にラノベなので読みやすいし、事件の真相もちょっとだけひねりが加えられていたりと、期待の上をいった ま、...
何でもかんでも妖怪のせいにする先輩と、それを否定して実証する男の子のお話し 米澤穂信の古典部シリーズに京極夏彦の百鬼夜行シリーズをかなり希釈させてまぜると出来上がり 読み口も完全にラノベなので読みやすいし、事件の真相もちょっとだけひねりが加えられていたりと、期待の上をいった ま、購買理由はジャケ買い&タイトル買いだったんだけどね 出てくる妖怪も京極の百鬼夜行シリーズで見聞きしたのもかなりあるし、とっつきやすい
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妖怪大好きな先輩に振り回される妖怪嫌いな少年の話。妖怪嫌いなのに妖怪の街、鳥取県境港市に行ってしまい、親類がいるとはいえ境港で一人暮らしをするなど、主人公の少年はかなり無謀な印象ですが、そこには理由がありました。青春小説に分類しましたが、謎が提示されていて、提示された謎は解かれな...
妖怪大好きな先輩に振り回される妖怪嫌いな少年の話。妖怪嫌いなのに妖怪の街、鳥取県境港市に行ってしまい、親類がいるとはいえ境港で一人暮らしをするなど、主人公の少年はかなり無謀な印象ですが、そこには理由がありました。青春小説に分類しましたが、謎が提示されていて、提示された謎は解かれなければならないことから、ミステリーに分類すべきかもしれません。妖怪の仕業で片付けることに我慢ならない主人公は、本当のことを探り出します。そうすることで、誰かを傷つけるかもしれない。それでも明らかにすべきなのか?というお馴染みの問いかけには、それでも妖怪の仕業なんてあり得ない、と悩んだ末に答えを出すのです。個人的な心情として主人公に共感します。人間対人間で向き合わなければ、どんな「事件」も解決しないと思うからです。主人公が妖怪嫌いになった理由も明かされますが、それだけではない、別の理由があるのかもと感じました(ドラマで言えば、登場人物が何か隠している気がする、というアレです)。次の巻も読もうと思います。
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発売レーベル間違えてませんか? 編集者に問いかけたいですね。内容としては非常に軽いものでした。なんでラノベで発刊しないの? と、思ったけどラノベにしては良い意味でも、悪い意味でもぶっ飛んだものがないから厳しいかな。 かといってラノベ以外で売り出すには軽すぎて、つまらない。事件が...
発売レーベル間違えてませんか? 編集者に問いかけたいですね。内容としては非常に軽いものでした。なんでラノベで発刊しないの? と、思ったけどラノベにしては良い意味でも、悪い意味でもぶっ飛んだものがないから厳しいかな。 かといってラノベ以外で売り出すには軽すぎて、つまらない。事件が起こる度に妖怪の仕業だと騒ぐだけのハル先輩。 妖怪を絡めるにしてもストーリー重視で、それしか可能性がない。あるいは妖怪がそこらへんに存在していることをハル先輩以外の大半が認識している世界でもない限り、妖怪のしわざよ! と騒がれても頭可笑しいんじゃないのとしか。 読んでいて白けてしまいました。 主人公もおかしい。 ようするに怪異でないと断言しておきながらページの最後で、どんな妖怪に出会えるのだろうかと存在を認識している。 彼以外が妖怪を認識していない、いわゆる存在しているかも分からない、が「この世界の前提」なのになんで出会う? もうね、矛盾しまくり。 妖怪と怪異の違いってなに? 妖怪が起こす事件が怪異じゃないの? 終始釈然としませんでした。
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青春小説、ですね。謎解きよりも、登場人物たちの心の動きが面白く、そくそくと読み終えました。 全体の軽い感じが、青春の明るさと程よい暗さを思い出させました。また、謎の具合もちょうどよい感じです。 けっこう、登場人物が面白いので、続編も読んでみようと思いました。 むしろ、この一冊はこ...
青春小説、ですね。謎解きよりも、登場人物たちの心の動きが面白く、そくそくと読み終えました。 全体の軽い感じが、青春の明るさと程よい暗さを思い出させました。また、謎の具合もちょうどよい感じです。 けっこう、登場人物が面白いので、続編も読んでみようと思いました。 むしろ、この一冊はこれから続くお話のための人物紹介の一冊なのかな。 深夜のテレビ番組でドラマ化すると面白いのではないでしょうか。あるいは、Eテレあたりでもよいかもしれません。
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妖怪の町鳥取県の高校に転入した男の子の話。妖怪が嫌いで存在を否定するため、不可思議な事件を解決していく。 2015/12/3
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「氷菓やハルチカシリーズが好きなら、間違いない」というポップがあって、ならば読むしかないと手に取ったけれど………う~ん、読みやすいけど、謎も登場人物も氷菓・ハルチカに比べるとグッと落ちるかな。
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ラノベらしいラノベ。 日常的なミステリーとそこはかとない恋愛要素と妖怪。 初めて読みましたが、デジャブ感がありました。
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主人公と先輩の心情描写や背景説明がちょっと足りないかなと感じたところと,妖怪の事前知識が弱いのが難点かしら。次巻があれば読みたいです。
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鳥取県境港市を舞台に妖怪をテーマとした連作短編集。 東京から境港市に引っ越してき高校生の皆人(かいと)は、「妖怪研究同好会」に強引に入部させられる。 妖怪をテーマにしているとはいえ、普通の日常の謎系のミステリー。 櫛木理宇氏の「ホーンテッド・キャンパス」シリーズの二番煎じのよう。...
鳥取県境港市を舞台に妖怪をテーマとした連作短編集。 東京から境港市に引っ越してき高校生の皆人(かいと)は、「妖怪研究同好会」に強引に入部させられる。 妖怪をテーマにしているとはいえ、普通の日常の謎系のミステリー。 櫛木理宇氏の「ホーンテッド・キャンパス」シリーズの二番煎じのよう。超異常現象の扱いは根本的に異なり、期待はずれだった。
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青春ミステリというので、興味をもって読みました。不思議な出来事を妖怪の仕業とする先輩女子と、妖怪なんていないと断言する後輩男子。いい感じですね。連作短編の形で、どの話も楽しく読めました。最後の二編は一つの出来事を扱っていますが、主人公の冬目皆人が唐突に変化する感じがして、展開が性...
青春ミステリというので、興味をもって読みました。不思議な出来事を妖怪の仕業とする先輩女子と、妖怪なんていないと断言する後輩男子。いい感じですね。連作短編の形で、どの話も楽しく読めました。最後の二編は一つの出来事を扱っていますが、主人公の冬目皆人が唐突に変化する感じがして、展開が性急かなとも思いましたが、充分楽しめました。
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