フロム・ミー・トゥ・ユー の商品レビュー
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やっぱり、東京バンドワゴンは「偉大なるマンネリ」だなと今回も実感する。一番のお気に入りは亜美。まさかの紺との出会いが描かれ、しかも紺が亜美に蹴飛ばされるシーンには思わず笑ってしまう。そして青と我南人の親子関係。「俺の母親は誰なんだ!」と青が詰め寄るものの、最終的にはロックンロールで丸く収まる。番外編でも中心にいるのは勘一とサチ。朝の食卓の喧騒が、まるで「愛ある日本の家庭のシンボル」のように描かれ、読後に温かい余韻を残してくれた。やっぱりこのシリーズは、安心して帰ってこられる物語の家だなと再確認した。⑤
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東京バンドワゴンの第8弾である本作は番外編。 11章ある全てでメンバーそれぞれが語り手となり、知られざる過去のエピソードが語られる。 第1章「紺に交われば青くなる」は、堀田家に青がやってきた日のことを、紺が研人に話して聞かせる。 普段は大人数の堀田家の会話に埋もれているけれど、...
東京バンドワゴンの第8弾である本作は番外編。 11章ある全てでメンバーそれぞれが語り手となり、知られざる過去のエピソードが語られる。 第1章「紺に交われば青くなる」は、堀田家に青がやってきた日のことを、紺が研人に話して聞かせる。 普段は大人数の堀田家の会話に埋もれているけれど、紺は研人のお父さんだものね、その優しい口調や目線から、改めてお父さんだなぁと実感。 第4章「愛の花咲くこともある」は、紺と結婚するよりも前の、若かりし亜美が語り手。 その紺との出会いが語られる。 第6章「野良猫ロックンロール」の語り手は、若かりし秋実さん。 『東京バンドワゴン』がスタートした時は既に鬼籍に入られていたので、読者はここで初めて秋実さんの人柄を直に知ることとなる。 えー!これからが始まりじゃん!っていうくらいに短い物語だけど。 それでも我南人との出会いを知ることが出来て嬉しかった。 本作は、普段は脇役の藤島社長や木島さん、真奈美さんや甲さんが語り手になったり。 いつものサチさん語りの『東京バンドワゴン』もいいけど、たまにはこんな番外編があっても楽しい。
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堀田勘一 我南人の父。古本屋〈東京バンドワゴン〉の三代目店主。 堀田サチ 我南人の母。七十六歳で死去。 堀田我南人 伝説のロッカー。 堀田藍子 我南人の長女。画家。おっとりした美人。 堀田紺 我南人の長男。元大学講師。現在は著述家。 堀田青 我南人の次男。長身の美男子でプレイボーイ。 堀田花陽 藍子の娘。落ち着いたしっかり者。 堀田研人 紺の息子。好奇心旺盛で心根が優しい。 堀田かんな 紺の娘。活発な性格。 堀田鈴花 青の子。おっとりした性格。 堀田秋実 我南人の妻 旧姓・鈴木。 堀田亜美 紺の妻。才色兼備な元スチュワーデス。旧姓・脇坂。 堀田すずみ 青の妻。肝の据わった、古本屋の看板娘。旧姓・槙野。 祐円 勘一の幼なじみ。元神主。 康円 祐円の息子。現神主。 藤島直也 〈東京バンドワゴン〉の常連。 マードック イギリス人画家。 木島主水 雑誌記者。我南人のファン。 千葉真奈美 小料理居酒屋〈はる〉のおかみさん。 甲幸光 〈はる〉の板前。 玉三郎・ノラ・ポコ・ベンジャミン 堀田家の猫たち。 アキ・サチ 堀田家の犬たち。 拓郎 セリ 堀田草平 我南人の祖父。〈東京バンドワゴン〉の二代目店主。 勇造 勘一の幼馴染み。蕎麦屋〈長寿庵〉の主人。〈土合英昭〉は若き日のペンネーム。『空家の少女 真夏の女』は最初で最後の世に出た作品。 藤子 二吉 勘一の喧嘩仲間。 松谷峰子 藤子の妹。 道下 和菓子屋〈昭爾屋〉店主。我南人の幼馴染み。 美濃部 議員。 ミヤジ 三流ライター。 マードック・モンゴメリー 永坂杏里 藤島の秘書。 加藤 藤島の部下。 三鷹 藤原の学友、ビジネスパートナー。 ボン 我南人のバンド仲間。ドラムス。 鳥 我南人のバンド仲間。ギター。 ジロー 我南人のバンド仲間。ベース。 智子 秋実と同じ施設で暮らしている。 杏 神保町の喫茶店〈多摩蘭堂〉のウェイトレス。 成美 美登里 近くの大学の学生。 槙野春雄 すずみの父。大学教授。 平本芽莉依 研人の同級生。 初芝 研人の小学校の校長先生。 西田優子 初芝が大学の時の恋人。 松谷さやか 真奈美の高校時代の友人。病で亡くなった。 純平 さやかの息子。 松谷 さやかの夫。 田町 裏の右隣。 坪内逍遥 〈東京バンドワゴン〉の命名者。 土井彰太 新聞配達。弘美の従姉弟。 弘美 〈フラワーたんぽぽ〉。藍子の大学時代の同級生。
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「東京バンドワゴン」シリーズ番外編 それぞれ違う語り部による 堀田家やその周りの人々の過去の出会いや想いを描いた作品 みんな暖かくて優しくて人情たっぷり。 堀田家がみんな大好き
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7冊目で番外編。 11篇からなる11人の過去のお話。 ちなみに手持ちはラストなので続きを集めよう。 [紺に交われば青くなる] 我南人が赤ん坊を堀田家に連れてきて、青となずけられた話。 経緯を知りたかったけど、そんなあっさりとという感じ。 [散歩進んで意気上がる] 実話を元に書...
7冊目で番外編。 11篇からなる11人の過去のお話。 ちなみに手持ちはラストなので続きを集めよう。 [紺に交われば青くなる] 我南人が赤ん坊を堀田家に連れてきて、青となずけられた話。 経緯を知りたかったけど、そんなあっさりとという感じ。 [散歩進んで意気上がる] 実話を元に書かれた昔の作品を元に散歩する話。 [忘れじの其の面影かな] マードックが甚一に助けられて堀田家に惚れこむ話。 [愛の花咲くこともある] 亜美さんと紺の出会いの話。 出会いは飛び蹴りから。 [緑はたけなわ味なもの] 藤島さんが東京バンドワゴンに来た時の話。 [野良猫ロックンロール] あまり語られることの少ない秋実さんと我南人の出会いの話。 我南人のしゃべり方が独特なのに理由があってびっくり。 [会うのは同居の始めかな] 青とすずみのなれそめ。 1巻目で唐突の家にやってきたすずみさんだけど当然悩んだりもするよね。 [研人とメリーの愛の歌] バザーで研人とメリーが古本を売る話と、校長先生の恋の話。 [言わぬも花の娘ごころ] 花陽が誕生するにあたって藍子と教授と第3者の真奈美ちゃんの話。 すでに終わった話だけど深堀すれば色々出てくるわなあ。 やっぱある程度成長すると父親のこと気にはなるよねえ。 [包丁いっぽん相見互い] 真奈美ちゃんの過去とコウさんがお店に雇われたときに話。 [忘れ物は何ですか] 新聞配達が届かなかった理由。 サチさんで締め。
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このシリーズの番外編の短編集。読み始めてから長いけど、懐かしいなーとか、そうだったそうだったーとか、そうだったんだーとか、思いながら。もう私、サチさんのような、この家族には、存在してないけど、この家族の一員のような、気分です。
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番外編。どれも興味がありどこから読んでも面白い。秋美さんのは切り取った部分の読み直したけど、どれも将来に繋がる研人とメアリーちゃんととかずーっと一緒ですか、青とすずみさんの馴れ初めと別れる要因の場合で杏さんが、杏さん知らなかったけど、ビシッと一言言うのが痛快だよ。青1人が受け入れ...
番外編。どれも興味がありどこから読んでも面白い。秋美さんのは切り取った部分の読み直したけど、どれも将来に繋がる研人とメアリーちゃんととかずーっと一緒ですか、青とすずみさんの馴れ初めと別れる要因の場合で杏さんが、杏さん知らなかったけど、ビシッと一言言うのが痛快だよ。青1人が受け入れれば4人が不幸にならないという凄く読んでるところ、あと珈琲屋はくつろげる場所だけではなくて、観察するの下が非常に判る。あと藤島が25歳ってえ〜25歳なの。江戸っ子勘一の雷が落ちましたな。
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いつものサチが語り手のシリーズ本編ではなく、お馴染みの登場人物たちが語り手の短編集。紺さんと亜美さんの馴れ初めや秋実の初登場、堀田家だけでなく真奈美さんの漢気も見れる、正にファン必読の番外編。11編中ではすずみと青のエピソードが好き。
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東京バンドワゴン8作目は番外編。11編の短編は今までの東京バンドワゴンを補足するようなエピソード。本筋には絡まないけれど、匂わせる事情や関係や、あえてわざわざ語るほどのことでもない出会いや馴れ初め。そういうちょっと気になる部分を補足したような小話。どの話もその人らしさがあって、ああだからこそ堀田家で、東京バンドワゴンで、そして関わる人たちがなんで関わり続けるのかっていうのがくっきりした。
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今回は短編集。 堀田家や堀田家に関わりのある方の目線で語られる物語。 秋実さんの目線で語られる我南人さんとの出会い。いろいろと物語の根底にあったものとか知ることができて嬉しい。 秋実さんってどんな方なのか、いつか語られるといいなぁ。
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