家族写真 の商品レビュー
幸せってホントに小さなことで感じられる。家族の中での些細なことでも大丈夫。ニッコリ笑顔になれればそれで幸せ。家族のことで無くても、電車で小さい子と目があって、まぁ泣きそうになられるとちょっと困るんだけれど、ふっと笑顔になってくれるととっても幸せ。
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家族をテーマとした短編集です。ほのぼの、ハートウォーミング、脱力系といった感じです。前半の2作は50代くらいの方が主人公で、著者の年代ですので、自身の体感をもとに書いているのかもしれません。「磯野波平さんを探して」は50代の主人公がサザエさんの磯野波平さんと同じ年なのを知り、肩身...
家族をテーマとした短編集です。ほのぼの、ハートウォーミング、脱力系といった感じです。前半の2作は50代くらいの方が主人公で、著者の年代ですので、自身の体感をもとに書いているのかもしれません。「磯野波平さんを探して」は50代の主人公がサザエさんの磯野波平さんと同じ年なのを知り、肩身が狭い自身の境遇を顧みて、磯野波平さんのようにふるまってみる話。「住宅見学会」はマイホームを夢見る主人公が羨むような一家の家を見学していて、次第にその一家の実情が明らかになる話。「プラスチック・ファミリー」は自堕落な生活をしていた主人公が転落人生に向かうきっかけになった女性に似たプラスチックの人形を見つけ、その人形と生活するうちに、生活を取り戻す話。「しりとりの、り」はドライブ中の父親がしりとりをしようと提案し、しりとりをしているうちに、徐々に車の中にいる家族の内情が徐々にわかってくるミステリ調の話。 程々に面白い話たちです。
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特に印象に残ったのは、住宅見学会とプラスチックファミリー。一見幸せそうだけど抱えている問題のある家族と、孤独だけど自分の中に心の拠り所を見つけた男の話。 女性作家さんの恋愛小説を多く読んでるので、とにかく男性作家さんの本を読もうと手に取った。なぜこの小説を選んだのかというと、割...
特に印象に残ったのは、住宅見学会とプラスチックファミリー。一見幸せそうだけど抱えている問題のある家族と、孤独だけど自分の中に心の拠り所を見つけた男の話。 女性作家さんの恋愛小説を多く読んでるので、とにかく男性作家さんの本を読もうと手に取った。なぜこの小説を選んだのかというと、割と好きな作家さんだったということと、家族がテーマだったから。 家族もののフィクションって、人ん家の事情を覗いてるような感覚の面白さがあるのと、あたたかい気持ちになれてホッとするから好き。 男性作家さんの文章から感じたのは、読者が浸れるような感情描写があまりなく、起こった事柄が順序よく展開されている感じ。男性が少女漫画が読めないって理由がちょっとわかった気がした(笑)
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様々な家族をテーマにした7編の短編。 「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「肉村さん一家176kg」「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」「しりとりの、り」「家族写真」 主人公の年齢が私に近い最初の2編が印象的。身につまされるというより、前向きな話で心地良く。 特に「何か...
様々な家族をテーマにした7編の短編。 「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「肉村さん一家176kg」「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」「しりとりの、り」「家族写真」 主人公の年齢が私に近い最初の2編が印象的。身につまされるというより、前向きな話で心地良く。 特に「何かがある」といった作品では無いのですが、ほんわかと楽しめます。
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ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7...
ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7つの家族の物語。
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