ぼろイスのボス の商品レビュー
「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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"マーシャはサイモンの方を見た。ボスはちっともよくなってなんかいないじゃないの、と言ってやりたかったのだ。 でも、サイモンもあきれているようだ。 「これでもまだ、あいつは進歩すると思う?」マーシャは言った。 「うん、思うよ」 サイモンは言ったものの、この調子だと、かなり...
"マーシャはサイモンの方を見た。ボスはちっともよくなってなんかいないじゃないの、と言ってやりたかったのだ。 でも、サイモンもあきれているようだ。 「これでもまだ、あいつは進歩すると思う?」マーシャは言った。 「うん、思うよ」 サイモンは言ったものの、この調子だと、かなりむりをしないと、もうボスに同情できなくなるかも、と考えていた。"[p.44] 「魔法!魔法!魔法!」収録話。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ボスがとても迷惑。物を大切にとはいうことを言いたいのかと思ったが、火事までおこされると寛容にはなれない。ただカラーの挿絵が鮮やかで綺麗だった。
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ぼろいすのボスとは、日本で言うところの付喪神だと思えばいい。 でも、ボスに限っては荒ぶる神そのもの。人の良い一家に大騒動を巻き起こす。諸悪の根源である、クリスタおばちゃんは、常に一方的で人の話を聞かない厭な人のままだし、おばちゃんに巻き込まれるだけでなくボスにまで生活の全てを荒ら...
ぼろいすのボスとは、日本で言うところの付喪神だと思えばいい。 でも、ボスに限っては荒ぶる神そのもの。人の良い一家に大騒動を巻き起こす。諸悪の根源である、クリスタおばちゃんは、常に一方的で人の話を聞かない厭な人のままだし、おばちゃんに巻き込まれるだけでなくボスにまで生活の全てを荒らされる善良なマーシャとサイモン一家は重ね重ね、お気の毒。諦めずに解決まで漕ぎ着けたマーシャとサーシャは偉い!
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マーシャとサイモンの家にある古い壊れかけたイス。外フォークのお祭りの日に焚き火で燃やしてしまおうと考えていた。 くちうるさいクリスタおばちゃんが持ってきた手品セットの薬品が染み込んだイスは、変な人形みたいな人になってしまい、マーシャとサイモンの一家を騒動に巻き込む。はたして、元イ...
マーシャとサイモンの家にある古い壊れかけたイス。外フォークのお祭りの日に焚き火で燃やしてしまおうと考えていた。 くちうるさいクリスタおばちゃんが持ってきた手品セットの薬品が染み込んだイスは、変な人形みたいな人になってしまい、マーシャとサイモンの一家を騒動に巻き込む。はたして、元イスのボスを元のイスに戻せるか?! 短編集の中の一つだった作品に佐竹美保のカラーイラストを添えて1冊にしてしまった。 楽しい本だけど、商魂たくましいなあ。
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