捨て童子・松平忠輝 新装版(上) の商品レビュー
隆慶一郎最後の長編「捨て童子・松平忠輝」。上中下全三巻の上巻。 家康の第六子に生まれたが、容貌魁偉なために「捨てよ」と言われた鬼っ子の忠輝の生涯。 感想は下巻で。
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徳川家康の第六子の松平忠輝が主人公。 新井白石が赤ん坊の時を『藩翰譜』に記述していて、その形相の恐ろしさから「捨てよ」と言われたというような言い伝えまである。 家康といった権力の中枢にいる父親をもちながらも、忠輝の人物的な魅力を引き出しているのは、母親が帰化人の流れを汲む鋳...
徳川家康の第六子の松平忠輝が主人公。 新井白石が赤ん坊の時を『藩翰譜』に記述していて、その形相の恐ろしさから「捨てよ」と言われたというような言い伝えまである。 家康といった権力の中枢にいる父親をもちながらも、忠輝の人物的な魅力を引き出しているのは、母親が帰化人の流れを汲む鋳物師の妻であったり、傀儡であったり、忍者であったり、、当時社会組織から外れている存在なのが面白い。 新装版として、読み継がれていってほしいと思う。
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捨て童子とは、この世ならぬ途方もないエネルギーを持ち、人を戦慄せしめる人物! 徳川家康の第六子でありながら、容貌怪異なため、生まれ落ちてすぐ家康に「捨てよ」と言われた“鬼っ子”松平忠輝の異形の生涯を描く、傑作伝奇ロマン小説。新鮮な発想や史観、壮大なスケールで完結をみた、著者最後の...
捨て童子とは、この世ならぬ途方もないエネルギーを持ち、人を戦慄せしめる人物! 徳川家康の第六子でありながら、容貌怪異なため、生まれ落ちてすぐ家康に「捨てよ」と言われた“鬼っ子”松平忠輝の異形の生涯を描く、傑作伝奇ロマン小説。新鮮な発想や史観、壮大なスケールで完結をみた、著者最後の長編。
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