かわいい結婚 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
・かわいい結婚 ・悪夢じゃなかった? ・お嬢さんたち気をつけて 男女分業的な考え、男尊女卑など今もまだ根強くのこっているものを静かに描き出している。
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共感できるところが何もなくて、一話目の途中でやめました。 タイトルも表紙もキュートですが、中身は決してかわいくなかった…
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通勤の行き帰り1日で一気に読んでしまった。 山内マリコさん本はまず装飾が素敵。 軽快に書かれた文章でファンタジーな感じがするけどこれがまた3話ともひしひし伝わる女のリアルさ。 また読み返したくなる日がきそう。
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3つの短編小説、どれも女性を第三者的な視点から見た物語で、特に「悪夢じゃなかった?」が面白い。カフカの変身のように朝目覚めたら女性になった男性が一日を過ごすお話。自分は女性だけど、もし男性ならひどく同意できそう。
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レイソルの待機列並び中に読み終わった。 まあ、時間つぶすにはよかった。 3話目は良くわからなかったけど。 2話目はおもしろかったー。 1話目は。。。。ちょっとイラっとくる。
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3つの短編集。 2つ目の、男性がある日起きたら女性になっていたって話がすごくよかった。 身体だけが女性になった上で、心は男性のままなので、女性として生活するうえでのいいところも悪いところもとてもよく書かれていた。 自分は女性で、悪いところのほうが多いなんて思っていて、女に生まれて...
3つの短編集。 2つ目の、男性がある日起きたら女性になっていたって話がすごくよかった。 身体だけが女性になった上で、心は男性のままなので、女性として生活するうえでのいいところも悪いところもとてもよく書かれていた。 自分は女性で、悪いところのほうが多いなんて思っていて、女に生まれてよかったとまでは思わないけど、その良さを改めて教えてもらえてよかった。 これからまた女性として楽しんでいけそう。
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壊滅的に家事ができないひかりの生活を描いた「かわいい結婚」 ある日女の体になってしまった男の話「悪夢じゃなかった?」 双子のように仲のよかった二人のお嬢さんを描いた「お嬢さんたち気をつけて」 どれも「あるある!」と思わせられる内容で、楽しく読めました。 「かわいい結婚」では、...
壊滅的に家事ができないひかりの生活を描いた「かわいい結婚」 ある日女の体になってしまった男の話「悪夢じゃなかった?」 双子のように仲のよかった二人のお嬢さんを描いた「お嬢さんたち気をつけて」 どれも「あるある!」と思わせられる内容で、楽しく読めました。 「かわいい結婚」では、ひかりの家事のできなさ具合には、ないわ~と思いつつも、主婦の生活に空しさを覚えるひかりに共感。 「悪夢じゃなかった?」は、男と女の体が入れ替わるなんて、よくある設定なのだけど、女になった裕司の感じ方(買い物の楽しさ、男が女の体をいやらしい目で見る気持ち悪さなどなど)がリアリティたっぷりに書かれていておもしろかった。変身する前の裕司は、めっちゃ嫌な男だったのだけど、女の気持ちもよくわかるいい男になりました。 「お嬢さんたち気をつけて」も、「こんなのあるある」って読みすすみました。ラストに救いがなかったけど、これも現実らしいということで。
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初めての作家さん。と思ったら文芸あねもねの作品を先に読んでいた。 タイトルに惹かれたが、装丁はとてもかわいいが、内容はかわいくない。 結婚前には読んで欲しくないような、欲しいような。 結婚て甘くないんだよと現実を見せつけるのもどうかな。 結婚に何を求めるか、求めないかですかね。 ...
初めての作家さん。と思ったら文芸あねもねの作品を先に読んでいた。 タイトルに惹かれたが、装丁はとてもかわいいが、内容はかわいくない。 結婚前には読んで欲しくないような、欲しいような。 結婚て甘くないんだよと現実を見せつけるのもどうかな。 結婚に何を求めるか、求めないかですかね。 でも、すべての結婚がこうではないはず...そう思いたい。2話目は男は一度は女になってみろよということか。でもそれはそれで怖いかも。
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結婚という微妙なキーワード。 簡単によめて面白くはあったけど、何か得られるものがあったかというと微妙。。
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可愛いタイトルと裏腹な読書メーターの感想に気になり、本屋で冒頭を立ち読みしその場で購入を決意。非常に面白かったです。面白いと言ったらわくわくしながら楽しんで読めたみたいで語弊があるんだけど、なんという言葉で言い表せばいいのか分からない。 本作は3作の短編が収録されている。 1作目はタイトル作。結婚して仕事を辞めて家庭にはいった専業主婦が主人公。家事が大の苦手で家は散らかり放題の大惨事、旦那に対しては好きだから照れちゃう、地元の気の合う友達と話したり家事代行サービスのバイトをしたりして……って、こんなストーリーをつらつら語ることに意味はないの。結婚して家庭に入ったら、誰と結婚しようと毎日毎日掃除して洗濯して料理して買い物しての繰り返し。それが永遠について続く。一生続く。そのことに気付いてしまってもうどうしようもなくて叫ぶ。妻が上達していく主婦業に密かに喜びを見出しているのに、旦那が何とも思っていないのが、何とも言えない。 日常からの逸脱ではなく、鬱々はしておらず、明るく前向きな奥様でもなく、なんて言えばいいんだろう。この雰囲気と空気。うまく言い表せられない。停滞していた空気が動き出してうまく回り始めたというのに、カタルシスを感じているのは本人だけで、旦那は何とも思っていないというか無関心というか、当たり前だと想ってるこのギャップ。 女性は誰でも家事ができるものだと思っていたという旦那の男としての傲慢さ。けれど、妻のことを大事に思っていて一方的に糾弾せず、なんとかしたいなぁと誰かに相談する自然さ。男は男として生きている時点で、ごく自然に女性に対する傲慢さを身につけている。それを批難するのでもなく、にじみ出るように物語上に自然に出てくる。結婚するために仕事を辞めざるをえなかった女性の悲哀だとか、そんな仰々しいものではない。ただ気付いちゃったのだ。 2作目は、ある朝突然女の身体になってしまった20代の男の話。回想では女性の気持ちが分からない傲慢な男性だったのが、一日を女性として過ごすうちに女性の性としての大変さと楽しさに目覚めていくさまが面白い。割と途中からノリノリで、買い物して身を飾る楽しさに目覚めていくのが楽しかった。女性は化粧やファッションに気を使わなきゃいけないし、男性から無意識のつもりの視線を感じるし、本当に大変よね。愚痴っぽくなって終わるのではなく、意外な展開(女装が趣味になり、元カノと結婚して姉妹のように買い物を楽しむ)で読後感が悪くないのも良い。 3作目はあらすじは省くが、女としての悲哀がよく出ている。ただ女は悲しい、辛いで終わらせるのでなく、変に前向きになるのでもなく、ため息をつきつつも日々の生活を歩んでいこうとする様の加減がちょうど良い。 3作とも非常に面白かった。同年代のアラサー女性に、自信をもってお勧めします。
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