探偵は壊れた街で の商品レビュー
読みづらいことこの上ない。 いわゆるミステリともハードボイルドとも言えない。人生に立ち向かう1人の人間を描いているようだが、いかんせん平坦な場面が長々と続いて退屈させられる。謎解きでもあれば退屈せずに済んだのだが、そういったものも登場しない。ハードボイルド的な純文学作品とでもくく...
読みづらいことこの上ない。 いわゆるミステリともハードボイルドとも言えない。人生に立ち向かう1人の人間を描いているようだが、いかんせん平坦な場面が長々と続いて退屈させられる。謎解きでもあれば退屈せずに済んだのだが、そういったものも登場しない。ハードボイルド的な純文学作品とでもくくればいいだろうか。
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とにかく読みづらくてまいった。 女探偵のミステリーは大好物だというのに。 主人公が何者なのか、まずそこが謎。 世界最高の探偵、その根拠が謎。 少しずつ明らかになる探偵の過去、でもなんか出し惜しみしているようで、全てが提示された感じがしない。 原文のままに訳しているのか、翻訳が手慣...
とにかく読みづらくてまいった。 女探偵のミステリーは大好物だというのに。 主人公が何者なのか、まずそこが謎。 世界最高の探偵、その根拠が謎。 少しずつ明らかになる探偵の過去、でもなんか出し惜しみしているようで、全てが提示された感じがしない。 原文のままに訳しているのか、翻訳が手慣れていないのか、会話の流れが不自然で質問と回答が噛み合わない。 行く先々に知り合いがいて、ニューオリンズってそんなに狭いとこなのかって混乱する。 偶然?必然?よくわからない手段で結局事件は解決。 うーん、せっかくの女探偵なのにもったいない。
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読み始めはなかなか進まず。 スピ系?みたいな言葉もあるし、切れ切れの文章は、決して嫌いなはずはないのに、情景自体が切れ切れで、内容が掴みにくいこともあり。 でも後半からはスピードが出てきて、最後まで読了。 クレアの過去などがわかると、ああ、なるほど、と思えるストーリー。
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このミステリーは好き嫌いがはっきりと分かれると思います。 なぜなら、シャーロック・ホームズのように淡々と1つの談に挑み、最後にスッキリというものではありません。 確かに、最後に謎は解かれるんですが、主人公の探偵クレア・デウィットの人生や色んなことが複雑に混ざって、なんだか気持...
このミステリーは好き嫌いがはっきりと分かれると思います。 なぜなら、シャーロック・ホームズのように淡々と1つの談に挑み、最後にスッキリというものではありません。 確かに、最後に謎は解かれるんですが、主人公の探偵クレア・デウィットの人生や色んなことが複雑に混ざって、なんだか気持ちが沈んでいきます・・・。 こういったタイプに読みなれていないせいか、ページの進むスピードが遅くなっていきましたが、そのピークを乗りこえたら、だんだんと乗めりこんでいって(ママ)、おもしろくなっていきます。 ランナーズ・ハイみたいな。 私にとって、新しい、初めての体験で、読んでよかったです。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200199012&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200433411&type=CtlgBook
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風変わりな女探偵の話。 ハリケーンの傷跡も生々しいニューオリンズが舞台。 クレア・デウィットは、10年ぶりにニューオリンズに戻ってきました。 洪水で死んだとされた地方検事補の男性が、実は生きているかもしれないと、調査を依頼されたのです。 世界一の探偵を名乗るクレアの探偵術は独...
風変わりな女探偵の話。 ハリケーンの傷跡も生々しいニューオリンズが舞台。 クレア・デウィットは、10年ぶりにニューオリンズに戻ってきました。 洪水で死んだとされた地方検事補の男性が、実は生きているかもしれないと、調査を依頼されたのです。 世界一の探偵を名乗るクレアの探偵術は独特で、勘を研ぎ澄ませ、暗示を解いていくことと、実力行使の双方を使うもの。 ‥ええ?と驚く不可思議なムードが漂う展開。 ユニークな捜査方法を指南してくれた恩師の女性もまたユニーク。 この街には恩師の知己も多かったのです。 ニューオーリンズの犯罪発生率の高さと事件の解決率の低さは、日本人の想像を絶するもの。 危険な街を行き、難事件に立ち向かうヒロインの、クールで鬱屈しているようでいてタフで実は熱い?ところは、意外と伝統的な私立探偵かも。 マカヴィティ賞最優秀長編賞受賞作☆
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タイトルから探偵モノ期待して手に取ると人によっては違和感があるかも。作者なりに書きたかったニューオリンズの社会、自然災害後の様子、人生への対峙の仕方のひとつを小説にした感じ。
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クレア・デウィットはただの女探偵ではない。独特の探偵術を駆使し、巧みに銃を扱い、困難な調査でも決して諦めない。 2007年、ハリケーンの傷痕が残るニューオーリンズで、クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。洪水で死んだと思われる一方で、嵐のあとに姿を見た者もおり経緯がわか...
クレア・デウィットはただの女探偵ではない。独特の探偵術を駆使し、巧みに銃を扱い、困難な調査でも決して諦めない。 2007年、ハリケーンの傷痕が残るニューオーリンズで、クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。洪水で死んだと思われる一方で、嵐のあとに姿を見た者もおり経緯がわからない。真実によって誰かが傷つくこともある。しかし探偵にできるのは、謎を解決し先に進むことだけだ。 傷ついた街と人々に寄り添う女探偵の活躍を描く、マカヴィティ賞最優秀長篇賞受賞作。 訳者あとがき=高山祥子
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