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読書で賢く生きる。 の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2016/09/04

失礼ながらあまり期待せずに読んだんだけど、実に良い本。これはびっくりした。 特に山本一郎さんの論考。これはすごかった。 思うに、著者は三人とも、程度の差こそあれ「嘲笑的なつっこみを入れる」芸風で、それって破壊力は抜群なんだけど諸刃の剣でもあるんだよね。 いざ自分が何かを生み出そ...

失礼ながらあまり期待せずに読んだんだけど、実に良い本。これはびっくりした。 特に山本一郎さんの論考。これはすごかった。 思うに、著者は三人とも、程度の差こそあれ「嘲笑的なつっこみを入れる」芸風で、それって破壊力は抜群なんだけど諸刃の剣でもあるんだよね。 いざ自分が何かを生み出そうとすると、「あいつ、あれほど人のこと笑っておきながら、自分だってたいしたことないじゃないか。結局自分じゃ何も作れないんだな」と嘲笑されるリスクがすっごい高まるんじゃないかな。 もちろんそんなこと著者たちは百も承知で、だからやっぱり「いやまあ、私ごときが何かを論じるのは僭越なので、ちょっと裏技的なものを。。。」みたいな逃げの姿勢を取らざるを得ない。 なんだけど、山本氏はもう、完全な正面突破。どっしりと「俺はこう考える」という自分の揺るぎない考えを、衒いなく提示する。これはすごいことだと思った。 ネットでの嘲笑家の印象しかなかったんでね。 ま、いい読書体験でした。

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2016/07/23

漆原直行氏の『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』が面白かったので続編のようなつもりで読んだ。が、3人の著者のうち山本一郎が、やはりというべきか、ガン。座談会では世間の話題になんでもツッコミちゃちゃを入れて目立つという、やまもといちろうがネットでいつもやっている長文のヤフコ...

漆原直行氏の『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』が面白かったので続編のようなつもりで読んだ。が、3人の著者のうち山本一郎が、やはりというべきか、ガン。座談会では世間の話題になんでもツッコミちゃちゃを入れて目立つという、やまもといちろうがネットでいつもやっている長文のヤフコメと同じレベル。第5章は唯一やまもとの書き下ろしで珍しく真面目な文章だが、それだけにいいまわしだけの中身の無さがよりあからさま。本書でやまもとにおちょくられる「ビジネス書作家」たちだが、揶揄するやまもといちろうよりは数段上だろう(ただし胡散臭さはやまもとのほうが数段上)。というわけで、久しぶりに読んで腹が立った本。 司会役?の漆原氏の話は前掲書とほぼおなじ。中川淳一郎氏の話は面白かった。やまもといちろうは本を読まないネットだけの人を相手にしてればいいだろう。この人選ミスは痛い。

Posted byブクログ

2016/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者3名がかなり辛口に読書に切り込んでいる。 それぞれの時代で流行した本や著者に対して、ほとんどが批判であり、個人的には不快感もあった。 本を読み込んでいる著者だからこその意見であるかと思うため、参考にはなるものの、自分が読んできた本を極端に否定されるのも少々悲しい。 しかし、ほかの著名な方々も言っている通り、古典を読むことが大切であるとは共通していた。 その点だけでも読んだ価値はあったのかと思う。

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2016/02/06

面白かった。 ビジネス書の何たるか、巷にあふれるビジネス書をぶった切る。 特に漆原、山本両氏には、ビジネス書以外の何かもぶった切ってほしい。 差別的な発言があったりするけれど、彼らのぶった切り方は痛快だった。 そもそもビジネス書(というより自己啓発書)を好かない私にはあるある的で...

面白かった。 ビジネス書の何たるか、巷にあふれるビジネス書をぶった切る。 特に漆原、山本両氏には、ビジネス書以外の何かもぶった切ってほしい。 差別的な発言があったりするけれど、彼らのぶった切り方は痛快だった。 そもそもビジネス書(というより自己啓発書)を好かない私にはあるある的で、面白かった。 結論を言ってしまうと、古いものの焼き直しが多く、読み継がれている古典を読めばそれで事足りる。 具体的には、松下幸之助、稲森和夫、森田昭夫あたりだそう。 それから、著作が多くある著者の場合は、新刊よりも初期作品を読んだ方がいい。 なぜなら、初期作品の方が著者の思いが詰まっていて、言いたいことが凝縮されているからだそうだ。 まずは、彼らお勧めの真っ当な著書を読んでみようと思う。

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2022/06/01

著者を見ると、人をバカ呼ばわりする人たちばかり。どうも最近「バカ」本に手が出てしまう。本書中にも「2015年のキーワードの一つはバカ」という言葉も出ていた。 「読書で賢く生きる」などというタイトルが付いているが、賢くない読書をバカにする本でもある。 中川氏が年収60万円から6...

著者を見ると、人をバカ呼ばわりする人たちばかり。どうも最近「バカ」本に手が出てしまう。本書中にも「2015年のキーワードの一つはバカ」という言葉も出ていた。 「読書で賢く生きる」などというタイトルが付いているが、賢くない読書をバカにする本でもある。 中川氏が年収60万円から6000万円になった、という話が出れば、勝間和代の本(年収10倍系本)を100冊読んだのか、なんて揶揄する。 すぐ役立つ本はすぐ役立たなくなるとか、いい本は読み継がれている本だとか、出版業界からすると嬉しいような困るような話が続く。読書もそんなに大層なポーズを取らず、嗜好品だと思えばいい、という話もある。 要するに全体的に、読書についてわかってる俺たちカッケー、そしてそうじゃないあいつらカッコワリーというお話であるが、それは著者をみたら覚悟ができるので、こんなはずでは、とはいうまい。 何しろ彼らときたら、落ちそうな落とし穴には先にゆっくり落ちていくので、もうツッコミようがないのだ。最初のタイトルは「愚者のための読書の悪知恵」みたいな企画だったそうで、もうそこからバカにしてるよね。

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2015/11/24

「物事を知るにあたって重要なのはコンテクストと好奇心」第5章は読書の本質が語られており、大変素晴らしいので、ここだけ繰り返し読む事を薦める。

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2015/11/05

自己啓発本も含め たくさん本読むけど 確かに大半が出典は同じってのも分かる。 でも、 読んで「なるほど!」って思うビジネス書も多い。 それが私が無知だったり馬鹿だったり カモだったりするんだろうけど 学ぶことは多いから これからも読むと思う。 当然 時間の無駄だと思う本も腐る...

自己啓発本も含め たくさん本読むけど 確かに大半が出典は同じってのも分かる。 でも、 読んで「なるほど!」って思うビジネス書も多い。 それが私が無知だったり馬鹿だったり カモだったりするんだろうけど 学ぶことは多いから これからも読むと思う。 当然 時間の無駄だと思う本も腐るほどある。 小説読むのと余り変わらないスタンス。 それが非現実的だとか再現性があるとか あんまり考えず ワクワクして新しい発見があればよい。 それにお三方のように 他の方のダメ出しで本一冊できちゃうのが それ程、有益で上品とは思えない。

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2015/09/15

ビジネス書ぶった斬りナイトを書籍化した本書。 辛口本読み3名の鼎談の合間に、それぞれの読書論が挿入されるすこし変わった構成。 この構成がいい。 鼎談は辛辣な台詞がホイホイ出てきて、溜飲が下がる楽しさ。でも話題があちらこちらに行くのでだんだん集中力が続かなくなる。 そこで挟まる各者...

ビジネス書ぶった斬りナイトを書籍化した本書。 辛口本読み3名の鼎談の合間に、それぞれの読書論が挿入されるすこし変わった構成。 この構成がいい。 鼎談は辛辣な台詞がホイホイ出てきて、溜飲が下がる楽しさ。でも話題があちらこちらに行くのでだんだん集中力が続かなくなる。 そこで挟まる各者の読書論。これが3者3様、主張もスタンスも異なるので、3名一気に読むと混乱する。 この両方の強み・弱みが活きる絶妙なバランスで編まれているグッジョブ編集。 この本を手に取るのは自己啓発やビジネス書に愛憎を抱いている人だろうから、それらとの距離感を学べる好著である。 惜しむらくタイトル。なんか中途半端にビジネス書っぽく見える。 自意識過剰読者としてはレジでちょっと恥ずかしかったです。

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2015/08/18

本なんて好きなモノを好きなように読めばいいということでいいんだと再認識。金儲けのためのビジネス書は大半がクソだという意見に激しく同意。

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2015/07/24

【言うだけのことはある】 彼らもすぐにひとをバカ扱いしますが、読書量が多く、知識も豊富です。 参考になる本をたくさん紹介いただき、ありがとうございます!

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