海外大型M&A 大失敗の内幕 の商品レビュー
日系企業9社が行った海外企業の失敗事例のM&A。 当時の背景・経緯から、その失敗に至った理由を著者の視点で綴った内容。 改めて感じる目的の重要さ。更に目的がビジネス上妥当なのか? あるべき姿が見えていないM&Aはやはり成功しないことが実感できる。 自社がM&am...
日系企業9社が行った海外企業の失敗事例のM&A。 当時の背景・経緯から、その失敗に至った理由を著者の視点で綴った内容。 改めて感じる目的の重要さ。更に目的がビジネス上妥当なのか? あるべき姿が見えていないM&Aはやはり成功しないことが実感できる。 自社がM&Aをする際、こうした本に失敗例として書かれないようにとも痛切に感じる。
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失敗の定義・時間軸の提示がない中、情緒的な記載が続く。失敗の定義がないのは、この本で採り上げられている企業も一緒だが。週刊誌好き向きか。
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失敗の理由はたくさんあるだろうし、ここに書かれたことはかなり表層的なところがあるだろうけと表層的だからこそ本質を突いているところもあるかもしれない。何にしても日本企業の(というか日本企業に限らないが)巨大M&Aはどこかしら失敗含みだとも思う。
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有名な日本企業が、華々しく発表した大型M&Aが、あまりにも稚拙な計画で行われていたことを確認できます。 なれない大金を持った小心者が、大失敗をする話は、昔からよく聴かれます。バブルのときに失敗し、その後の「グローバル化」で失敗し、巨額のお金を海外にだまし取られていく姿が、...
有名な日本企業が、華々しく発表した大型M&Aが、あまりにも稚拙な計画で行われていたことを確認できます。 なれない大金を持った小心者が、大失敗をする話は、昔からよく聴かれます。バブルのときに失敗し、その後の「グローバル化」で失敗し、巨額のお金を海外にだまし取られていく姿が、ありありと現れています。 しかし、失敗することが明らかでも、周囲の役員たちは転がりだす大きな流れのを止めることができません。その姿は、自分ならどうするだろうと考えると、やるせない気持ちにさせられることでしょう。 最近は、カリスマ経営者の強引な世襲が通らなかったり、あまりにも傍若無人な経営を行う企業の内幕が外に漏れるようになったりしてきました。 一部の強引な権力者に、こつこつ日々の利益を積み上げて会社を支える人々が虐げられないようにと願わずにはいられない一冊です。
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要するに、誰のため、何のため、ってのをしっかり考えて、それを絶対に忘れないで、そこから逸れてはいけない、ってことだな。
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