アルジャーノンに花束を 愛蔵版 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ねずみとヒトとの物語かと思いきや、ヒトがメインの小説だった(笑) 賢いこと=幸せであること ではないんだなと、痛感した。 賢いと知能を得ることはできるが、偏りすぎていて 元々まわりに人がくるはずのチャーリイの回りには 段々とヒトが少なくなっていく。 チャーリイが知能を得ていく様子がすごくリアルで 経過報告という書き方がより際立たせていたと思う。 なぜこんなにリアルに書けるのかと圧倒された。 印象に残った場面は、知能が低い子が褒めてほしいと アピールした大してうまくできていないもの対して、 職員はとても褒めていたことにチャーリイが衝撃を受けていた場面。 その子にとってはきっといいことなんだろうと思うが 昔そうだったヒトからすれば、すごく納得がいかない場面だろうなと感じたから。 知能が低かろうと高かろうと、 "人間としてぼくは存在していたんだ!!" というチャーリイの声が聞こえてくる気がした。 実験ではあったが、人工的に作られたものは 必ず元に戻るか、前よりも劣るという結果に教訓を感じた。 アルジャーノンがだんだん狂っていき、亡くなってしまったシーンはとても悲しいシーンだったなあ。 いろいろ考えさせられる本だった。
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知的障害者のチャーリイが手術を受けて賢くなるお話。 頭がよくなるにつれ、今まで気付いていなかったことが理解できるようになって切なくなります。
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知的障害者が手術により天才になり、だけど、また退化してしまうお話で、最後はとても悲しくなり、また、アルジャーノンに対する気持ちには感動しました。
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