貧乏お嬢さま、吸血鬼の城へ の商品レビュー

リース・ボウエン(著者),田辺千幸(訳者)

2024/09/11

学生時代のクラスメイトから
結婚式へのお誘いを受けたジョージー。
その友人マリアはルーマニアの王女で
ブルガリアの皇太子との式を
ふるさとの城で挙げるのだという。
両家の知人、友人以外に
政治的な思惑の招待者もいて
なにか起こりそうな気配が漂い
ついに晩餐会で毒殺事件が起きてしまう！

ジョージー、メイドを雇いました。
このクイーニーがまた、クセ強キャラで
悪気はないのにいろいろやらかしてくれる。
ドレス焦がすとか（笑）

雪中の密室と化した「吸血鬼」城。
犯人はこの中にいる！パターンだけど
城の外壁を登ったり、城内をうつろいたりする
ホラーな存在も見え隠れ。
今回もやっぱりダーシーは神出鬼没です。

ジョージー、ギャンブルの素質あって
びっくりしたわ。

2024/07/07

シリーズ４作目の舞台は東欧で、花嫁学校時代の（良い印象のなかった）ルーマニアの王女の結婚にまつわる話。何度か出てきたジークフリートの妹でやっとつながった感。相変わらず母親とベリンダも同じ場所で過ごすことに。本物のハンネローレ王女とも対面できるというおまけつき。
招待された城の執事が元当主の家系というのはごちゃごちゃした歴史の中ではありそうな話で、本人からしたら「何とかしたい」という思いに至っても仕方のない話だと思う。
ダーシーとはまた１歩距離が近づいたようだが、まだもどかしい。今回の最後からメイドが仲間入りするが微妙にスキル不足なところがまた不安。

2022/08/18

シリーズ４作目、タイトルは気にしない▼王妃様からお願いというの名の指示のもと、ブルガリアとルーマニア王家の結婚式に王室を代表して出席すること。王女のたっての希望で介添え人をするためルーマニアへ向かうが▲メイド必須ということで臨時雇いの恐ろしく不器用なクイーニーを連れたドタバタ東欧旅行から舞台はクローズドサークルなトランシルヴァニアの古城に移ります。魚顔の兄王子や王族だけでなく、怪しい執事ドラゴミール伯爵、恐怖のルーマニア秘密警察長官など多彩な登場人物。なんだかんだ笑える展開で楽しめたのでした（2010年）

2020/03/18

図書館で。
ベリンダとお母さまが活躍しないとなんか炭酸の抜けたジュース感が…(笑)それにおじいちゃんもあまり出てこなかったや。それが物足りない原因か！

大体、吸血鬼を疑うよりは間男を疑った方が現実的じゃないか？犯人はダヨネーだし、ヒロインは頭がお花畑になってるし今回はちょっと物足りなかったかな。あの被害妄想の彼女が犠牲になったのは本当に意味があったのだろうか。

ダーシー様が金が無くて人当たりが良いとかある意味面白い反転だなぁとは思うんだけど。

2019/11/16

シリーズ4冊目。またまた王妃様の命令で、学生時代の友人のルーマニアの王女マッティの結婚式に参列すべく人里離れた古城に向かったジョージー。直前でドタバタ雇ったメイドは全然使えない。ドラキュラ伝説の残る古城で就寝中、何者かに襲われそうになったジョージー。それは果たしてドラキュラか？晩餐会で起こった殺人はあわや、戦争勃発の危機。ダーシーとともに事件の捜査を始めるが、メイドが行方不明となり、第二の殺人が…慌ただしいラストだけど、復讐劇に愛憎劇が絡み合ったラストだった。ダーシーとの一夜にもドキドキ。ジョージー、もうチョットだったのにね！
巻を重ねるごとにジークフリートにハマっていってるんだけど…この展開、もう彼の登場はないのか心配。

2018/08/09

シリーズ4作目。王室の代理人としてルーマニア王家の結婚式に参列すべく、吸血鬼伝説のある古城に向かう。楽しいコージー。お嬢様は特に推理力もない巻き込まれ型ヒロインだが、いざとなれば機転もきいて行動力もあるので好感。ピンチにはロマンス小説のヒーローみたいな謎のハンサムが現れるのだが、進展しないのがいいw 貴族モノにはつきものの、はた迷惑なメイドとかスノッブ女性にイラっとさせられるのが面白くて楽しかった〜

2016/12/08

貧乏お嬢さまのシリーズ、じつは「英国王妃の事件ファイル」も４作目。
快調です。

公爵令嬢のジョージーは、王位継承権34番目の王族。
とはいえ親が破産したので財産もなく、1930年代当時、仕事につくのも難しいという。
王妃に呼び出され、英国王室を代表してルーマニア王女の結婚式に出ることになります。

吸血鬼ドラキュラの伝説が残る山深い土地に孤立している城。
ルーマニア王女とは学友ですが、まるで別人。
王族が集まるお城で優雅なひと時‥のはずが？
怪しい出来事が続く恐怖の城‥
さらに事件が起こりますが、無事に結婚式を挙げるため、事件は秘密裏に。
ダーシーも来ていたのは、何か起こりそうという依頼によるもの？

かねてルーマニアの王子とは縁談をささやかれていたジョージー。
なりゆきと誤解から、婚約したことになって皆に祝われてしまいます。
さて？

急に雇ったメイドのクイーニーがおそろしく不器用で、ほとんどドタバタ喜劇となりますが、素朴な良さもあり、どうやら迷コンビになりそう。
続きも楽しみなシリーズです☆

2016/07/10

シリーズ第4弾。
今度は英国王室を代表して結婚式に出席する為、ルーマニアに出かけるジョージーの話。
コージーは巻数を重ねるにつれ、どうしても途中で飽きがくるものだけど、今のところは楽しく読ませてもらってる。
じりじりとしか進展しない恋愛模様や、悪くないミステリー（失礼）、個性あるキャラ達など、きちんと基本を揃えているおかげだね。
にしても、いい加減ジョージーに幸せが来てもいいんじゃないかな、とは思うけど。

2016/01/28

切実な事情で急遽雇ったメイドが使えね～。でもクイーニーは良い奴だから、ジョージーと良いコンビになりそう。両方とも極めて不器用だけど。このシリーズは、ますます面白くなってきた。

2015/07/11

読んで良かった。楽しかった。ドン・キホーテとサンチョ・パンサが良かった。サンチョ死んだけど。続きも楽しみにする。