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世の初めから隠されていること 新装版 の商品レビュー

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2024/01/27

①2023年7月7日、図書館で取り寄せ(くにたち図書館) 1/3 「世界のエリートが学んでいる教養としての哲学」によれば、PayPalのピーターティールは、この本を愛読書に挙げているとか。 目次 なんか聖書みたいだし、実際聖書のこと書いてる ちなみにこの本ではないが、ちょう...

①2023年7月7日、図書館で取り寄せ(くにたち図書館) 1/3 「世界のエリートが学んでいる教養としての哲学」によれば、PayPalのピーターティールは、この本を愛読書に挙げているとか。 目次 なんか聖書みたいだし、実際聖書のこと書いてる ちなみにこの本ではないが、ちょうどユダヤ人や聖書について学べと花子に聞いたばかり 元々難しい本なので読みづらいのでしょうけど和訳が上手くなくて、より一層読みづらいです。あとたぶんこれが翻訳の限界に近かったんだろうと思います。 分厚すぎて読み切れる気がしなかったので、目次をみて興味あるのから読み始めた。最初は358ページ「処女懐胎」… ここに隠喩というワードが出るが先日、映画「イル・ポスティーノ」で重要なキーワードだった隠喩にまた出会うことになった。 この本が問題集だとすれば、本のレビューが回答。分からないことあればすぐ、レビューみて、この本は何を書いてるのか確認する。まぁ、レビュー少ないけどね。 ②2023年7月22日、2度目の読書 521 マゾヒズムと呼ばれるものから拾い読み。難解で目で流し読みする程度しかできず意味は理解できない ゆっくりと砂漠を横断している時、急に動物が現れるとそれが不愉快な危険な動物でも、喉の乾いた旅行者を喜ばせます、それは水のある所は遠くないという印ですから。恐らく旅人は間もなく喉を潤すことができるでしょう。この不幸な旅人は、蛇に噛まれたり、虫に刺されたりすることを喜んでいるのだと結論したり、旅人の私のマゾヒズムは我々の自身のような常人には理解出来ない喜びをそこから引きを引き出すと結論したりすることは馬鹿げているでしょう。ところがマゾヒズムの信者はそういう結論を出すのです、そして模倣の仮説に照らせば容易に解釈できる行動に物事をわからなくしてしまうあのレッテルを貼り付けるのです たまたま芋づる式にたどり着いた難書にSMのことが書かれていて、興味あったので関連する章から読み進められた。 525 高校時代の現代文の講師に「今気になる言葉は?」と聞かれて「ダブルバインド」と答えて講師含め周りは皆「は?」となったが、ここで再開するとは。人生は繋がっているもんである。 2023年7月29日、返却 ③2024年1月27日、返却当日 P13 禁忌の機能、模倣の禁止を流し読み

Posted byブクログ

2018/11/18

・人の欲しいものは欲しくなる、という模倣 ・集団ではそれがフィードバックを起こし巨大化 ・それを解決するための犠牲者と犠牲による安定化 ・その結果としての模倣の原因が禁忌とされたり、安定をもたらした犠牲者が神聖となったり という過程を基本として、動物が人間になった世の初めから今...

・人の欲しいものは欲しくなる、という模倣 ・集団ではそれがフィードバックを起こし巨大化 ・それを解決するための犠牲者と犠牲による安定化 ・その結果としての模倣の原因が禁忌とされたり、安定をもたらした犠牲者が神聖となったり という過程を基本として、動物が人間になった世の初めから今日まで隠されていることとしている つまり、聖性も禁忌も、暴力とその犠牲者を隠していること、それは、人の欲しいもの以外のものを欲すればいいのに、なぜか同じものを欲望するという性質による、という 今日ならばミラーニューロンとかによって説得力のある性質でもある んで、それは雌の取り合いから食べ物の取り合いから、いろんなものに繋がる だから、欲望を分散させるため、禁忌は身近なものをタブーにする 動物はやる近親相姦が人間が禁忌にしたのは、身近な欲望はうつるから、という エディプスコンプレックスとかナルシズムも、単にこの模倣のシステムで説明していく そんで、犠牲も禁忌も、使い尽くされて、もはやあんまり意味を成さなくなってからは、暴力が平和を維持してるけど、核の時代に、それはあまりにも脆く、人間の選ぶべきことは、完全な暴力放棄でしか有り得ない、ということになる それって、ヒンドゥーとかブッダとかははるか昔から考えてきた、アヒンサーみたいなもので。もしくは、ガンジーか、日本国憲法なんだな。 結論自体は、別に普通なんだけど、そこに注目するとあんまり意味がない。むしろ、人間のトラブルの根本原因として、「誰かのの欲してるものが欲しくなる」というとこに着目してるのが凄い。 これは全く逆の考え方で、プロモーションやマーケティングでは使われてる性質でしょう。 そうやって、ジラールの目線を引っ張ると、プロモーションやマーケティングが、社会の調和ではなくて競争しか産めてないことの原理が見えてくる。そこが凄い。

Posted byブクログ