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お任せ!数学屋さん(1) の商品レビュー

3.6

33件のお客様レビュー

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2021/05/15

数学嫌いの主人公が、数学が得意な転校生と数学屋なるものを開き、周りの悩み事を数学の力で解決していくお話です。 途中退屈に思うところがありましたが、 終盤はドキドキして一気に読めました。 宙は変わり者だし、遥はなんだかオーバーな感じがするところもあるけど、 登場人物はみんな一生...

数学嫌いの主人公が、数学が得意な転校生と数学屋なるものを開き、周りの悩み事を数学の力で解決していくお話です。 途中退屈に思うところがありましたが、 終盤はドキドキして一気に読めました。 宙は変わり者だし、遥はなんだかオーバーな感じがするところもあるけど、 登場人物はみんな一生懸命で魅力的だし、親近感が湧きます。 特に、翔の悩みは学生の頃を思い出して共感するところがありました。 終盤はちょっとキュンとして切ない気持ちになったりしました。 2巻もあるらしいです。 少し気になるけど、1で終わった方が綺麗な気もします。

Posted byブクログ

2020/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数学苦手な私にも、きっと楽しく読めるでしょうとお勧めされた本。 多分中高生向きの本だと思うのですが、ごめんなさい、やっぱり数式の辺りは全然頭に入ってきませんでした。 でも、「数学で世界を救う」と大真面目に言う宙には好感を持ちました。 私も虚数が何の役に立つ?などと学生時代に言ったものですが(ほかにも言ったと思うけど、すっかり忘れました)、数学に限らず、学問は生活の役に立ってこそ、と思います。 生活の役に立つことから始めて、最終的には世界を救う。 いいじゃありませんか。 けれど、やっぱり机上の論理ではいかんともしがたいものもあります。 台形のグラウンドを、野球(男子)用とソフトボール(女子)用に二等分する。 計算によってそれは解決しましたが、二等分された小さなグラウンドではなく、男女で野球とソフトを交互にやることに。 野球部員のやる気すら、「囚人のジレンマ」を利用して解決できる…はずなんだけど、人の心はそう計算通りにはいかないのだ。 何しろ宙の興味は数学に特化していて、一般常識に欠ける。 そんな宙を支えるのが、たまたま隣の席だった数学嫌いの遥だ。 大人の書き方があまり上手くないと思いましたが、中学2年生の、まだ子どもの尻尾がついた思春期の不安や真直ぐさなどがとてもよくかけていたと思いました。 この終わり方は続編を想定していないものだと思いますが、実は全3巻のようです。 表紙を見ると少しずつ宙と遥の距離が近づいているようで、読むのが楽しみです。

Posted byブクログ

2019/07/09

数学が苦手な遙のクラスにやって来た転校生・宙は「数学で世界を救う」と言い切り「数学屋」の幟を机に立てる変人だった。 文章構成にも本としての装丁etc.にも、全体的に「変な硬さ」のようなものが抜けてないどこか残念さがある印象。表紙も、デザインの中に取り入れるべきは宙のシンボルのよ...

数学が苦手な遙のクラスにやって来た転校生・宙は「数学で世界を救う」と言い切り「数学屋」の幟を机に立てる変人だった。 文章構成にも本としての装丁etc.にも、全体的に「変な硬さ」のようなものが抜けてないどこか残念さがある印象。表紙も、デザインの中に取り入れるべきは宙のシンボルのような「数学屋」の幟では?と感じた(ついでに言うなら表紙に出てくる数式類にはこの小説の舞台となる中学校では扱わない内容も混ざっていたり…

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2019/06/14

中学2年5月に転入してきた宙は「数学で世界を救う」と、数学の力で何でも解決する「数学屋」を」始めます。隣の席の遥はある問題を数学で解決してもらい、その後数学屋を手伝うことに。最初は台形を二等分するようないかにも中学生という感じの問題と回答だったので、大人が読むにはちょっと…という...

中学2年5月に転入してきた宙は「数学で世界を救う」と、数学の力で何でも解決する「数学屋」を」始めます。隣の席の遥はある問題を数学で解決してもらい、その後数学屋を手伝うことに。最初は台形を二等分するようないかにも中学生という感じの問題と回答だったので、大人が読むにはちょっと…という感想だったのですが、その後恋愛不等式が出てくるころにはもうすっかり虜になって一気読みしていました。幸福度とか確率とか、なかなか楽しいです。中学生らしからぬ行動力も含め楽しみました。続編もあるようですので読んでみたいです。

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2019/05/06
  • ネタバレ

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2回目。 なんというか、青春群像劇としては良いのではないかと思う。しかし、文体のせいだろうか。中学生を変に買いかぶりすぎなのか。逆に中学生ではあり得ないだろうというキャラ設定の違和感のせいか。 群像劇の難しいところは、それぞれの立ち位置があって、それ物語における役割を果たしてもらわないと話が展開されないだろうということ。そのためには子どもっぽいキャラクターも、むしろ大人なキャラクターも必要。小悪魔や少し嫌味なやつもエッセンスとして必要。それらを過不足なく、かつ世界観を壊さないようにバランスをとらないといけないという難しさがある。 今回はそのバランスにけっこうな違和感がなくはなく、(中学生っぽい?)話し言葉のよそよそしさみたいなものを相まって、どこがかゆいかわからない感じの落ち着かなさがある。それがもったいないなぁと思っちゃった。

Posted byブクログ

2019/03/16

ノープランで本屋に入ったときに“呼ばれている”ような気がして買った本に外れはない、の法則発動。青春小説らしい鼻の奥がツンとなる感じはあるけど。

Posted byブクログ

2018/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫が出ていたのを知り、本屋で購入。 以前、図書館で借りてよんだなあ。 読み進めるうちに、内容を何となく思い出しました。 面白い!

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2017/03/04

数学を使ったちょっとした問題解決.数学をわかりやすく説明してあって楽しめたし,中学生の青春ものとしても微笑ましかった.

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2017/01/30

学生の時に泣いてまで苦しめられた数学で悩み事を解決する「数学屋」の連作短編集。 数学が嫌い、見たくない!という人でも楽しく読める一冊だと思う。宙くんの手が生み出す数式を美しいと思えるはず。 第五話、六話はちょっとドラマチックに過ぎるけれども、宙くんの恋文に思わずときめいてしまった...

学生の時に泣いてまで苦しめられた数学で悩み事を解決する「数学屋」の連作短編集。 数学が嫌い、見たくない!という人でも楽しく読める一冊だと思う。宙くんの手が生み出す数式を美しいと思えるはず。 第五話、六話はちょっとドラマチックに過ぎるけれども、宙くんの恋文に思わずときめいてしまった。

Posted byブクログ

2016/08/31

爽やかー!初々しい青春って感じ。 数学ネタの小説といえば『浜村渚の計算ノート』が有名だけど、それよりも分かりやすい、というか簡単な数学ネタが元な感じ。 グローブを買うにはどうすればいいかとか、グラウンドを均等に割るにはとか、わかりやすい数学ネタの話から、部員達のやる気を向上させる...

爽やかー!初々しい青春って感じ。 数学ネタの小説といえば『浜村渚の計算ノート』が有名だけど、それよりも分かりやすい、というか簡単な数学ネタが元な感じ。 グローブを買うにはどうすればいいかとか、グラウンドを均等に割るにはとか、わかりやすい数学ネタの話から、部員達のやる気を向上させるにはみたいな「それ数学でどうにかなる⁇」みたいな話まで。 ラストの自分たちで考えた「恋愛不等式」なんか面白い試みだと思う。 しかし…続編が出てるのにこの終わり方…。どう続くんだ⁇

Posted byブクログ