希望の資本論 の商品レビュー
マルクスの『資本論』は資本主義の論理を知るテキストとして読み解くことを説いた本。 貧富の差が大きくなりすぎ、資本主義の限界が感じられる現代。そんな時代を生き抜くためには、『資本論』を読んで、資本主義の論理を理解する必要があります。 本書は『資本論』を読む際に、どこに注目すべき...
マルクスの『資本論』は資本主義の論理を知るテキストとして読み解くことを説いた本。 貧富の差が大きくなりすぎ、資本主義の限界が感じられる現代。そんな時代を生き抜くためには、『資本論』を読んで、資本主義の論理を理解する必要があります。 本書は『資本論』を読む際に、どこに注目すべきかのヒントを教えてくれます。
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資本論そのものの内容というよりも、資本論を読むことによって、資本主義社会の仕組みだったり、労働、賃金、資本家、利潤の行方など、我々の身近な社会の構造を相対的に眺めることができるようになると説く1冊。資本論の原本は読んだことはないけれど、学生時代から読んだいくつかの解説書によって、...
資本論そのものの内容というよりも、資本論を読むことによって、資本主義社会の仕組みだったり、労働、賃金、資本家、利潤の行方など、我々の身近な社会の構造を相対的に眺めることができるようになると説く1冊。資本論の原本は読んだことはないけれど、学生時代から読んだいくつかの解説書によって、たしかに社会に対する視線の置き方について、いくつかの選択肢を考えることができるようになったような気はする。
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資本論がロジカルに考えるためのトレーニングにはなる。それはわかったが佐藤優氏の資本主義に対する印象が残るコメントはあまりなかった。資本論を読むための動機付けとしては最適だと思う。
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ピケティとマルクスの対比から始まり、マルクス主義の歴史を振り返りながら、イスラム国の解説まで持っていくところがお見事。
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資本主義に関する知識を深めたいと思い本書を購入。 資本論を読むことで社会の構造の限界がわかることや、資本論を読む際のポイントなどが述べられていた。 資本論に関する下知識を得てから読むと更に為になると感じました。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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ラスプーチンこと佐藤優と池上彰の資本論を肴にした対談本。 相変わらず佐藤さんは知識量がすごい、1日2時間の読書を欠かさない結果がこの知識量。 でもそれより、佐藤優の知識水準に合わせられる池上さんのバックボーンに驚いた。ただのアナウンサー、ジャーナリストではなかった。 資本論...
ラスプーチンこと佐藤優と池上彰の資本論を肴にした対談本。 相変わらず佐藤さんは知識量がすごい、1日2時間の読書を欠かさない結果がこの知識量。 でもそれより、佐藤優の知識水準に合わせられる池上さんのバックボーンに驚いた。ただのアナウンサー、ジャーナリストではなかった。 資本論でマルクスが書いている資本主義社会の行き着く先は、まさに今の世界経済となる。 マルクスによると、もうすぐ私たち労働者は革命を起こすことになるんだけれど、どうも労働者の革命は当分おこりそうにない。 知識労働者は、どちら側の人間なのかといえば明らかに労働者なんだけど、上場企業のエリサーとかは団結する必要なんてないほどに資本主義を謳歌している。 知識労働者の繁栄と資本市場の流動性の向上により、マルクスが想定していた「労働者」の姿が変わった今の社会では。プロレタリアート/ブルジョアジーがきれいに区別できなくなっている。 ブルジョアジーは、プロレタリアートにもごく少量の資本を持つことを可能に、もしくは持てるという幻想を与えることで、「革命を起こしそうな他者」を無くしたのではないかと思う。
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資本はゾンビみたいに不死身で癌細胞みたいに増殖するから、人間は身が持たない。なので、呑み込まれないように資本主義システムをお勉強して理解を深めてうまく立ち回りましょう、という本。
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日露戦争のときは、日本の片山潜とロシアのプレハーノフが握手をして、両国は、戦争中だが、労働者は戦わない、と握手をした、というようなことも知ることができる。 いわば 佐藤優と池上彰の左翼全般と資本主義への洞察こぼれ話。 そして、実は、最大の主題は「ピケティ」。 巻末にピケティと佐...
日露戦争のときは、日本の片山潜とロシアのプレハーノフが握手をして、両国は、戦争中だが、労働者は戦わない、と握手をした、というようなことも知ることができる。 いわば 佐藤優と池上彰の左翼全般と資本主義への洞察こぼれ話。 そして、実は、最大の主題は「ピケティ」。 巻末にピケティと佐藤優の対談付き。
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池上さんも佐藤さんもマルクス理論が、自身の思想であったり人生観の始まりだったのは驚きました。 この対談型の要約でさえ、半分も理解できてないため、もう少し入門書を読んでみよう。いずれは原書を… 何年後かしら。
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