少女小説事典 の商品レビュー
戦前の少女小説に興味ありありの私にはたまらない一冊。 図書館では持ち出し禁止図書になっていたので、お高かったけどお取り寄せして買いました。 吉屋信子などの少女小説先駆者たちに続き、自分が少女の頃に夢中で読んだ、藤本ひとみや久美沙織などの作品にももちろん触れていてとても楽しい。 で...
戦前の少女小説に興味ありありの私にはたまらない一冊。 図書館では持ち出し禁止図書になっていたので、お高かったけどお取り寄せして買いました。 吉屋信子などの少女小説先駆者たちに続き、自分が少女の頃に夢中で読んだ、藤本ひとみや久美沙織などの作品にももちろん触れていてとても楽しい。 でも21世紀に入るか入らないかあたりからのファンタジーたちには全く興味が無いので、目が滑る滑る。私の少女小説はマリみてで終わった。 刊行されたのがもう9年前なので、もっと最近の作品まで扱っていたなら、悪役令嬢転生ものブームとかにも触れてたのかなぁとか思いますね。
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何をして「少女小説」であるとするのか。その定義付けはなかなか難しいものがあるだろう。一般文芸作品から一段低く見られがちなこれらの作品群は、全体像がハッキリしないし、今読むことができる作品もかなり少なくなってしまっている。ジェンダー的な視点がやや強いようにも感じるけど、このような総...
何をして「少女小説」であるとするのか。その定義付けはなかなか難しいものがあるだろう。一般文芸作品から一段低く見られがちなこれらの作品群は、全体像がハッキリしないし、今読むことができる作品もかなり少なくなってしまっている。ジェンダー的な視点がやや強いようにも感じるけど、このような総覧が出てくれてとても嬉しいし助かる。気になる作品を片端から読みたいが、やはり入手困難なものが多いのが悲しい。
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