ナイルパーチの女子会 の商品レビュー
女同士の歪んだ友情、救いのない話で読んでいて気持ちが暗くなり挫折しそうになりながらもやっと読み終えた感じでした。どの人物に共感出来なくて、でも自分も一歩間違えればこのようになりうるという怖さを感じました。
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ちょっと性格に難があり、女友達がいない栄利子。 翔子のブログに惹かれ、この人となら友達になれそう。と思って近づくのですが……。 栄利子と翔子目線で物語は進んでいくのですが、前半は栄利子の翔子へのストーカーのような行為がどんどんとエスカレートしていき、もう怖いという言葉以外なく...
ちょっと性格に難があり、女友達がいない栄利子。 翔子のブログに惹かれ、この人となら友達になれそう。と思って近づくのですが……。 栄利子と翔子目線で物語は進んでいくのですが、前半は栄利子の翔子へのストーカーのような行為がどんどんとエスカレートしていき、もう怖いという言葉以外なく。 私も女子会する友達はいないけれど、どこかのタイミングで交流を持ち、会ったらお互いのことを気にしつつ挨拶する人はいるわけで。 生活も変化していく中で、友達のあり方や接し方も変わるわけで。それを言いたかったのかなぁと思いつつ。
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読み終わるまでに、何故だか時間が、かかった。 友達って、なに? 栄利子(ナイルパーチ)に食いつくされる圭子、翔子。 でも栄利子を食い潰し脅かす新種も出てくる。 世の中、弱肉強食。会社の人間関係のどろどろや友人間のどろどろが、生々しく描かれている。 栄利子の極端な考え方が、強烈だっ...
読み終わるまでに、何故だか時間が、かかった。 友達って、なに? 栄利子(ナイルパーチ)に食いつくされる圭子、翔子。 でも栄利子を食い潰し脅かす新種も出てくる。 世の中、弱肉強食。会社の人間関係のどろどろや友人間のどろどろが、生々しく描かれている。 栄利子の極端な考え方が、強烈だったけど、同じ立場になって追い詰められたら、どうなるだろう。 友達にこだわるけど、歌みたいに友達百人できるかなって、できるわけないんだから。 苦手なことはしなくていい。 友達付き合いがストレスなら、いなくてもいいんでないと思うけど、少し寂しさも感じるのでした。 自分次第かな。 みんな、それぞれ着地点をみつけられていて、ほっとして読み終えられたのは、良かった。 怖いもの見たさというか、続編が読みたい。 杉下くんは、どうなったんだろう
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柚木麻子さんの作品は以前「ランチのアッコちゃん」を読んで この「ナイルパーチの女子会」が2冊目 表紙がさわやかでオシャレだなと思って手に取りましたが、 あれ…?怖すぎーー! ランチのアッコちゃんの作者さんとは別の方かと思いました泣 途中何度かもう読むのをやめようかなと思うくら...
柚木麻子さんの作品は以前「ランチのアッコちゃん」を読んで この「ナイルパーチの女子会」が2冊目 表紙がさわやかでオシャレだなと思って手に取りましたが、 あれ…?怖すぎーー! ランチのアッコちゃんの作者さんとは別の方かと思いました泣 途中何度かもう読むのをやめようかなと思うくらい心をえぐってくる 栄利子も翔子もとても極端だけど どこか自分に似ている部分があって目を背けたくなる 自分の中にある嫌な部分の究極形態では?とか思ったり 読後は不思議とすっきりしていて いろいろと気づかされる部分があり、くじけず読了してよかった でも、とりあえず、次はハッピーな小説を読もうかと思います笑
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途中読んでて辛くなってきたけど、とても面白かった。 女はドロドロしている、女は陰湿…今まで散々言われてきたからこそ蕎麦屋での栄利子の発言に思わず共感してしまう。 「外来種はね、人間に競争させられてきたの。争いたくて争っているわけじゃなかったの。哀れむべきはモンスターだよ。」 ...
途中読んでて辛くなってきたけど、とても面白かった。 女はドロドロしている、女は陰湿…今まで散々言われてきたからこそ蕎麦屋での栄利子の発言に思わず共感してしまう。 「外来種はね、人間に競争させられてきたの。争いたくて争っているわけじゃなかったの。哀れむべきはモンスターだよ。」 ネトフリにドラマ版があるらしいのでみなきゃ
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この数年で人付き合いが減って、また徐々に増えていく今、もっと仲良くなりたい!って思う人が現れたときや、 あとは出かけることも増えて、SNSへの投稿が続いているときに読みたい。。 栄利子のように極端でなくても、自分も人との距離の取り方がわからない時がある。 仲良くなりたい!って思...
この数年で人付き合いが減って、また徐々に増えていく今、もっと仲良くなりたい!って思う人が現れたときや、 あとは出かけることも増えて、SNSへの投稿が続いているときに読みたい。。 栄利子のように極端でなくても、自分も人との距離の取り方がわからない時がある。 仲良くなりたい!って思う相手がいると、視野が狭くなる感じとか。。客観的に見られなくなる感じとか、読んでいて、自分のことのようにハラハラした。。 派遣社員の真織の「もろくない人間関係なんてこの世界にあんのかよ」って言葉にぐさっときた。 嫌ったり嫌われたりしながら、距離をはかって、手入れしていくって言葉にも。 最近距離近くなってきた人のことが浮かんで、相手のことを考えて、焦らず、そっと扱っていくぞ!ってなった。 ブロガーの翔子の居場所特定されがちなの読んで、 SNSも気をつけようってなった 。 いいね!もらっても、ただで自分の個人情報流すだけじゃん。。って怖くなるな。。 読んだ後ズーンとなるし、読んでる途中は不安な気持ちになってしんどかった。 でも最後の2人の生き方に、ぐっときた。 面倒がらずに、怠けずにやることが自分を助けること、、 相手と距離を置くことで、相手のことを考えられるんだなと思った。
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思いのほかヘビーというかうんざりする感じで中盤までどうしようと思っていたが、結末はわりとすっきりしていたのでよかった。男とか女とか、何にも関係なくやっていければいいのにね。
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柚木麻子さんの作品。 多分はじめて読んだ。 とても読みやすい文体で、ブログを通じて知り合って、人との距離感が難しい女性たちの話。 初めは普通の人に思えるのに、だいぶん偏ってこわい人であることがわかってくる。 そして、こんな人いるんだろうかというくらいかけ離れて感じるのに、徐々に「...
柚木麻子さんの作品。 多分はじめて読んだ。 とても読みやすい文体で、ブログを通じて知り合って、人との距離感が難しい女性たちの話。 初めは普通の人に思えるのに、だいぶん偏ってこわい人であることがわかってくる。 そして、こんな人いるんだろうかというくらいかけ離れて感じるのに、徐々に「私にもこんな面ある、なんかわかる」という本質的な人柄が見えてくる。 ちょっと怖いけどなんだか面白い話だった。
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これは一体どんな人に向けて書いた小説だったのだろう?ちょっと登場人物の人物設定をデフォルメし過ぎてないか?重箱の隅をつついたような人間の醜悪な部分を拡大鏡で見せる作者。個人的には共感する必要を感じない。彼女の異常性にかなりイラツイたり、物語の人物なのにイタすぎてかわいそうになった...
これは一体どんな人に向けて書いた小説だったのだろう?ちょっと登場人物の人物設定をデフォルメし過ぎてないか?重箱の隅をつついたような人間の醜悪な部分を拡大鏡で見せる作者。個人的には共感する必要を感じない。彼女の異常性にかなりイラツイたり、物語の人物なのにイタすぎてかわいそうになったり、物語はとては面白くイッキに読んだ。 随分前からおひとり様時代だったような気がする一方、確かに年配の御婦人まで自分達の集まりを女子会と普通に会話するほど女子会ってコトバは一般的になってる。けど、そこまで女子会って深い意味があったっけ?確かに日本は友達百人出来るかな?という、友達が多い=いい人=評価される、人生豊、勝ち組みたいな呪いを子供時代にかけられてるような気がする。ところで友達って何なんだろう?面白かったけど疲れた。一般女子の話ではなく、カウンセリングが必要ないびつな精神状態女子の物語でした。
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途中、あまりに自分と重なるところが多くて、目を背けたくなった。終盤に真織が栄利子に言う一言がその全てだと思う。それは栄利子だけではなく翔子にも言えることで。ラストは意外だったけど、とても安心した。全員嫌いになりそうだった、でも何故か最後は全員愛おしい。
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