愛されたくない の商品レビュー

夜光花(著者),佐々木久美子

2024/06/09

2作あるのですがまず1作目の三神の恵に対する恐ろしいまでの執着が怖かった。
拒んでも拒んでも追いかけてくるとか凄すぎて。
恵にとってはとにかく恐怖と迷惑しかなく。
どれだけ話をしても通じない。
とうとう三神が強硬手段に出てしまったのには驚きました。
恵にとっては許す事かできる訳もなく。
そして三神を陥れホッとしたのもつかの間で。
最後には妥協案をだして仕方ないと抱かれるのは何とも。

そして2作目が…。
1作目はどシリアスだったのに恵が何故か軽い人になっていて、三神への対応とか心の中とか突っ込みたくなりました。
それだけ成長したと言う事なんだと思いますが三神への対応は変わらず冷たく。
でも三神も以前と全く、それ以上に恵への想いを募らせて凄かった。
三神は恵の言った事をちゃんと実行して、でもそれ以外がめちゃくちゃなのにはまさに獣で。

ドタバタとありとうとう三神を受け入れた恵、ラストのまだ足掻いているのは笑うしかなかったです。

三神が見た目と行動とは違い恵にだけはワンコで恵は最後で男前で良かったです。

2015/05/25

ｾﾝｾお得意のヤンデレ執着愛です。
高3の時父親を亡くしたのが理由で転校した恵は、端正な容貌で常に女子のとりまきを連れている素行不良な同級生、三神と出会います。
恵と出会った瞬間、「電気信号が走った」と言う三神。
つまりビビビッときたんでしょうね～
そして、ストーカーの如く、しつこくつけ回す迷惑行為…
我慢の限界に達した恵は、悪辣な方法で三神を遠ざけます。

あかん！と言いたくなりましたね。三神も恵も、互いにですよ。
ムリヤリHも良いのと悪いのがあって、これはダメな方でしたね。
頭も顔も良いのに、恵のこととなるとアホな狂犬に成り下がる三神です。
そしてまた恵も許せないとはいえいくらなんでもあれは酷いんじゃないかと…
受が冷たい美人なのは好きですが、あんまりですね。人間性がどっちもどっちです。

なので、ロマンのかけらもなくてちょっと萌えなかったです。Hシーンはそれでもエロくて、さすが夜光ｾﾝｾだなと思わせるけど…！

攻のヤンデレに怯えた受が、難題を相手に突きつけ遠ざけようとするのですが、意外にもそれをクリアして再び目の前に現れる…という展開はこれまでも「君を殺した夜」とか「ラブシッター」とかにありましたが、どちらももっとラブを感じられたんですよね。この作品は受の愛情がちょっと希薄かな。
主人公二人の魅力があまり出ていなかったのが残念。互いの感情にひどいズレがあることを、残念感を持ってもっと楽しみたかったです。
まあ、7年前の作品ということもあり時期的にもこういうテーマで試行錯誤して様々なものを書かれていたんでしょうか？書き下ろしの方は、夜光カラーがきちんと出ていてテンポも良くて特にエロ方面では楽しめました。

2015/04/24

★3.25
良いように言えば一途で健気だけど、これはこわい（苦笑）三神の恵への執着がすごくてこわかった；こんな関係でラブになるのかと思ったけど、やっぱ絆された感半端ない（笑）今後好きな人出来たら別れるとか言う受いやだー。恵には全然愛はないし甘さもない…。あんなにこわいと思ってた三神がなんか不憫になった；あと、①と②でイラストのイメージが全然違って別人みたい…

2015/04/14

すごい久々にブクログに戻ってきて、一体何年腐っているんだと自分に呆れてます・・でも、やめられない（笑）

この方の本はひととおり読んでいますが、多少の当たり外れはありますね。つまらないとは言わないけど、これは割と無難な感じですかね。読んでいてドキドキとかはあまりなかったです。こんな付き合い方ってありなのかなあ。まあ、当人が良ければいいのかしら？って感じですね。