「闘争」としてのサービス の商品レビュー
●途中 めちゃめちゃおもしろい。 前提の理論説明は、難しかったが、 鮨屋などのサービスの分析は、店側と客のやりとりをハラハラしながら読んだ。 顧客満足度あげるという通説の逆ばりで、見えてる世界ががらっと変わる感じが好き。 ●読了 前半の、レストランでのやりとり記述は、イメー...
●途中 めちゃめちゃおもしろい。 前提の理論説明は、難しかったが、 鮨屋などのサービスの分析は、店側と客のやりとりをハラハラしながら読んだ。 顧客満足度あげるという通説の逆ばりで、見えてる世界ががらっと変わる感じが好き。 ●読了 前半の、レストランでのやりとり記述は、イメージしやすかったが、 分析は、とても難しかった。理解できてないものも。 ただただおもしろい。 受け身でなく、もっと主体的に関わりたいし、 自分がサービスを提供する側でも、与えるでなく、人と人とのやりとりとして、一方通行でなく考えるべきものとおもった。 何度も読み返したい。
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哲学寄りだったので読むのしんどかったけど、面白かった。自分の仕事も、まあ、サービスを提供しているわけだけど、お客さんと自分、それぞれがテクストを紡ぐ過程で、対等な関わりを持つという定式化には納得感がある。この視点に立って、実際どうやっていくかは難しいけど。営業の人にも主体的にサー...
哲学寄りだったので読むのしんどかったけど、面白かった。自分の仕事も、まあ、サービスを提供しているわけだけど、お客さんと自分、それぞれがテクストを紡ぐ過程で、対等な関わりを持つという定式化には納得感がある。この視点に立って、実際どうやっていくかは難しいけど。営業の人にも主体的にサービスを提供する一員の立ち位置でやってもらうと良いのかな(個人的には試してる部分もある)。この土俵で闘えないお客さんは切っていくのかなあ(闘い甲斐がない、こっちの成長に繋がらない)。お客さんと面と向かって関わる仕事の人は読むと良いと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
弁証法を用いて哲学的にサービスについて論じている。噛みごたえがあるのでサービスについて考察する度に読み直したい一冊。 顧客にサービスを提供する時のインタラクティブな緊張感ある関係性の中に「闘争」があると指摘する。それぞれ互いの力量を見極め合う行為がぶつかり合いを生み、さらにその積み重ねがサービス空間に独特なテクストを生み出し、そのダイナミズムが共創関係を持続させ、サービスの魅力として醸成されるという。 UXやコミュニティ・デザイン、プラットフォーム・ビジネスの文脈でも重要な一冊。
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