翔べ、MRJ の商品レビュー
MRJが なかなか飛ばない。 なぜ飛ばないか? よくわからないところがあったので、読んでみた。 日本の航空機生産技術で 飛行機が飛ばせないか? どこに 間違いがあるのか? と言うところを知りたかった。 ホンダよりも、三菱の方がはるかに 航空機をつくる技術や資本があるにもかかわらず...
MRJが なかなか飛ばない。 なぜ飛ばないか? よくわからないところがあったので、読んでみた。 日本の航空機生産技術で 飛行機が飛ばせないか? どこに 間違いがあるのか? と言うところを知りたかった。 ホンダよりも、三菱の方がはるかに 航空機をつくる技術や資本があるにもかかわらず、 未だに飛ばない。 ホンダジェットは、すいすい飛んでいるにもかかわらず。 国産ジェットということに 気負いすぎている割には 国産比率 30%ととは、情けないね。 確かに 自動車 3万点の部品 飛行機 100万点の部品というところが 航空産業の裾野がないという弱さが あるのかもしれない。 YS11の失敗は 国が旗ふりをして、寄せ集めだった と言うことのようだが、 MRJも 同じように 国交省が 口だしすぎの嫌いがあるね。 アメリカ連邦航空局FAA の許可を とるために 何をすればいいのかと言うことが まったく 見当がついていない。 まるで、ガラパコス的な 飛行機づくりと言ってもいい。 三菱重工の大宮英明会長は、いう。(156p) 『安全性をどこまで証明するべきか、 我々も規制当局もわからない』 この規制当局とは、国交省のことでしょうね。 わからなければ、口だすなと言うことだけど。 2017年6月の時点で 機体がいまだに FAAの認可がとれていない。 2020年半ばにとると言っているのだが、 許可が取れなければ、飛ばすことができないでしょうね。 日本ドメスティック リジョーナル ジェットでしかない。 どこかで、ボタンをかけ間違えている。 この本では、残念ながら MRJへの 讃歌に明け暮れて 結局 飛ばない理由が みえていないところに 著者の腰砕けのところがあるね。 飛んでほしいと言う期待だけが先行している。 FAAに取材に行けば、飛ばない理由の真実が すこしはわかると思うけど。
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