猫 の商品レビュー
タイトル「猫」に魅かれて借りました。31人の作家の猫に関する随筆です。1982年発行と随分前の作品で、知らない作家も多かったです。また私が人間的に嫌いで猫好きな作家も2~3人。内容的には、次から次に読みたくなるエッセイ集ではなかったです。さっと一読しました。
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優れた作品が読めてしあわせ。(読めない漢字たまにあるけど)読むのには時間がけっこうかかります。漢字もあるけど、なぜだろう。ひとつひとつ丁寧に咀嚼していかないと。(普段の脳内に近くない文章だもので)咀嚼して、この先人たちの言葉を体に取り込みたい気持ち。
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京都の古本屋で見つけて、随筆は小説ほどときめかないんだけども猫だけ買ってきた。 みんな自分ちのねこかしこい自慢をしているけども、風邪のときに枕元にネズミおいていく金井美恵子のピヨさまがいちばんかしこくていいこだと思った。 まあ、うちのねこがいちばんなんだけども。
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人に飼われるというより、コミュニティの中を自在にうろちょろしていた時代の猫たちの生活がわかる。「ペットと飼い主」というより「猫と人」としかいいようのないゆるやかな人との関係は、今ではなかなかないものなんだろうな。
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本巻100巻・一文字シリーズの3巻目で、猫に関する随筆アンソロジー。内田百?、大佛次郎らをはじめとする書き手の筆からさまざまな視点で「猫」を見ることができる。個人的に印象が強かったのは、松本恵子「猫は言葉を知っている」(猫の名:黒兵衛)、坂西志保「猫に仕えるの記」(猫の名:ポツダ...
本巻100巻・一文字シリーズの3巻目で、猫に関する随筆アンソロジー。内田百?、大佛次郎らをはじめとする書き手の筆からさまざまな視点で「猫」を見ることができる。個人的に印象が強かったのは、松本恵子「猫は言葉を知っている」(猫の名:黒兵衛)、坂西志保「猫に仕えるの記」(猫の名:ポツダム)、夏目伸六「『猫の墓』」(猫の名:―)、今泉吉晴「擬人主義と擬猫主義」。とくに今泉の「相互誤解のなかの理解」という言葉にははっとするものがある。
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