破網 の商品レビュー

安東能明(著者)

2020/05/10

『破網 - CAドラゴン3』/安東能明

CAドラゴン三部作の最終章。
主人公は、警察庁と極秘に契約を結ぶエージェント・矢島。元々は、中国残留日本人孤児の二世や三世が率いる暴走族グループ・ドラゴンの頭として、暴れまわっていた最強の男で、裏のエージェントとして活躍します。
ストーリーの設定自体は面白さありましたし、実際の中国の状況なども分かりやすくというか、知らない事ばかりだったのでそういう意味では勉強にもなりました。

前作までに、ウィルスだったり、謎の原子力潜水艦が日本の領海内に着底したりと、複数の物語が右往左往するような展開の装いをみせていましたが、その裏にあったのは、中国の反体制組織「水天法」。
果たして、組織の狙いとは・・・