孤児列車 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひたむきな物語。予想外のラストに泣いた。映画化しても良さそう。 ダッチーとの再会には「そんな偶然ないっしょ」と思ったけど、、 読み終えたあとも、様々な場面が生々しく蘇ってくる。 とっくにあきらめていたものが手に入ったり、ずっと止まっていたことが突然ものすごいスピードで動き出したり、死んだと思っていた感情が実はまだ生きていたり、、 とにかくラストの描き方が素晴らしかった。何度でも味わいたくなるラストシーン。
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人に歴史あり。孤児という形で様々な家族の間を転々とするヴィヴィアン。9歳で孤児として最初の家に引き取られてから不遇を強いられるも、生きる術を身につけていく。18歳で大人になるまで、さまざまな環境に身を置き、生きるために色々と考えていく強さと過酷さに色々考えさせられた。 90歳の老...
人に歴史あり。孤児という形で様々な家族の間を転々とするヴィヴィアン。9歳で孤児として最初の家に引き取られてから不遇を強いられるも、生きる術を身につけていく。18歳で大人になるまで、さまざまな環境に身を置き、生きるために色々と考えていく強さと過酷さに色々考えさせられた。 90歳の老女が、物を通して振り返る自分の人生。
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赤毛のアンは幸せな孤児で、そうでない孤児が山ほどいたのだという現実。これまで守られてきた孤児達の悲しい歴史の秘密を、紐解く時がいよいよきたということだ。深い孤独と絶望。頼りない微かな希望。家族を失ったことで様々な周囲の思惑に踊らされ利用されてしまう孤児達に胸が張り裂けそうだった。...
赤毛のアンは幸せな孤児で、そうでない孤児が山ほどいたのだという現実。これまで守られてきた孤児達の悲しい歴史の秘密を、紐解く時がいよいよきたということだ。深い孤独と絶望。頼りない微かな希望。家族を失ったことで様々な周囲の思惑に踊らされ利用されてしまう孤児達に胸が張り裂けそうだった。深く感動した。
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「全てのPieceを集めなければPeaceは訪れない」ヴィヴィアンは長い間心の奥底にしまい込んでいたパズルを完成させることが出来た。パズルが完成したらみんなに見て貰おう。そよ風と春を迎える日差しの中で沢山の笑顔と共に。よい本に出会えました。
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数奇と言っていいであろう運命に、どうなるんだろう、どうなるんだろうと読まされる。その重さに比べて、ラストがいささか軽いかな、という少々もったいない感はある。 2人の少女を重ねる二重構造は、功を奏していると思う。
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