その薬があなたを殺す! の商品レビュー
薬剤師がプロの立場から薬の飲み方や掛け合わせなどを指南した一冊。 今現在特に持病などはないので、複数の薬を飲むことは少ない物の、これまで知らなかったことも多く、非常に勉強になった。
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究極の実用書。普通の頭痛、風邪の時の薬の使い方から糖尿病、高血圧症などの慢性症状を治す薬まで、飲み方、飲み合わせを指導した本。 下記、重要と思われる抜粋。 水なし服薬→薬(酸性の場合)が粘膜に張り付いて食堂に穴が空く。 お茶・牛乳などで服薬→お茶=カフェイン過多で、眠れなくなる。牛乳=薬理成分とカルシウムがくっついて高カルシウム血症になるか、薬効がなくなる。 特定の市販薬の信者になる(バファリンとか)→薬剤性潰瘍や薬剤乱用性頭痛のもとに。同じ薬を使うのは10日/月までに。 抗生物質は必ず飲み切る→症状がなくなっても体内には菌やウィルスが居て、途中でやめると耐性菌が大繁殖。もはや抗生物質も効かない状態に。 ヨード系のどスプレーの危険→ヨード系は消毒するが粘膜を痛めて弱める。ヨウ素中毒になる可能性がある。ヨウ素の耐用上限量は2.2mg/日なので、食べ物からも入るので、のどぬーるスプレーの4.5mg(ヨウ素5g/mlのどぬーる X 噴射量0.1mg/PUSH X 3回/日)ですぐオーバー。イソジンでうがいにして、喉にはアズレン(消炎鎮痛)が入っているスプレーがよい。 シップの有効成分(ケトプロフェン外用薬)には光過敏症の元になるものがある。→人にあげないように。有効成分には1ヶ月以上皮膚にとどまるものもある。 風邪の症状には順番があるため、最初の症状に合わせて薬を服用し、それが収まればすぐに薬を変える。①のど・鼻・寒気・関節痛→②熱→③アレルギー性鼻炎→④気管支炎→⑤薬の副作用 葛根湯は身体を温めて汗で発散させるため①②に効く。熱が持続し始めたら、もはや意味が無い。熱が出きったら小柴胡湯や桂枝湯。服屋用には柴胡桂枝湯。 おまけ: 肌を守る保湿剤:HPクリーム、フェルゼアリペアベールEX、ロコベースリペアクリーム 飲み会前の胃袋完全武装:食べる前:ハイウルソ・新ヘパリーゼプラス・ハイチオールC おまけ2: 鼻をかむ5kcl/回 → 600kcl/時間 咳 2kcl/回 → 240kcl/時間 →一時間で一日の摂取カロリー(女性)1650kclの半分を消費。薬を飲めばこれらの症状が緩和されて。カロリー消費がなくなり、休養になり、風邪が早く治る。
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